【詳細解説】ECサイト制作の費用相場|内訳と見積り事例も紹介
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公開日 2021年05月28日  更新日 2023年08月04日

【詳細解説】ECサイト制作の費用相場|内訳と見積り事例も紹介


ECサイト立ち上げの費用相場はいくら?各構築方法に基づいて平均相場をご紹介!

目次

ECサイト制作の費用相場一覧|モール・ASP・オープンソース・パッケージ・フルスクラッチ

ECサイト制作の費用相場一覧は以下の通りです。各金額はEC制作を制作会社に依頼した時に必要な費用になります。各モールやASPなどの月額費用や初期費用は別途必要になるため、ご注意下さい。

ECサイト
制作方法
制作費用 ランニングコスト
(販売手数料など込み)
制作期間 カスタマイズ性 サーバー
モール型
EC
30万円~ 高い 1~3ヵ月 ほとんどできない 不要
ASP型
EC
100万円~ 安い 2~3ヵ月 ある程度はできる 不要
オープンソース型
EC
100万円~ 安い 2~3ヵ月 自由に
カスタマイズ可能
必要
パッケージ型
EC
500万円~ 高い 3~6ヵ月 自由に
カスタマイズ可能
必要
フルスクラッチ型
EC
1,000万円~ 高い 6ヵ月~1年以上 自由に
カスタマイズ可能
必要

【構築別】ECサイト制作の制作費用相場と内訳について

ECサイト制作の制作費用内訳の次は、制作方法別で費用の内訳を紹介いたします。

モール型ECサイト|楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングなどの制作費用相場

モール型ECサイトは、楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングなどを指します。モール型の場合は構築費用、サーバー費用は不要ですが、以下のような費用が必要です。

モール型ECサイトの制作費用相場まとめ

上記、合計すると制作会社へ依頼時は最低でも30万円ほどが必要になります。商品点数・商品画像作成枚数が増加するとともに、金額も上昇する仕組みです。

また、モールごとに初期費用の有無や月額費用の差はありますので、事前に確認を推奨いたします。

さらに、モール型ECサイトのメリット・デメリットは次の通りです。

モール型ECサイトのメリット

・ECモール自体に集客力があるため、商品が売れやすい
・モールのサポートを受けられるので、不明点があればすぐに解決できる
・初期費用を抑えて始めることができる(低コストスタートが可能)

モール型ECサイトのデメリット

・オリジナルカスタマイズができない、独自性が出しにくい
・商品が売れるほどロイヤリティ(販売手数料など)を支払わなければならない

ECモール型は低コストスタートができるのが魅力であり、サポートからの手厚いサポートを受けられるためEC運営初心者でも安心できます。

しかし、モール型ということなので、独自性を出しにくいのがデメリットです。また、出店手数料や販売手数料など支払わなければならず、収益性は低くなる傾向があります。

以上のメリット、デメリットを把握したうえで、ECモール型を検討してください。
ここからは、各モールの料金プランについて紹介いたします。

楽天市場出店の料金プラン

楽天市場出店の料金プラン

がんばれ!プラン スタンダードプラン メガショッププラン
月額出店料(税別) 19,500円/月 50,000円/月 100,000円/月
システム利用料(税別) 月間売上高の3.5%~7.0% 月間売上高の2.0%~4.5% 月間売上高の2.0%~4.5%
初期登録費用 60,000円
全プラン共通の料金
楽天ポイント 楽天会員が購入した代金の通常1.0%
モールにおける取引の安全性・
利便性向上のためのシステム
利用料(税別)
月間売上高の0.1%
楽天スーパー
アフィリエイト(税別)
アフィリエイトを経由した売上の2.6%~
R-Messe(税別) 月額固定費:3,000円~/
会話数に応じての従量課金
楽天ペイ(楽天市場決済)利用料 月間決済高の2.5%~3.5%

楽天市場の料金プラン
公式HPはこちら

Amazon出店の料金プラン

Amazon出店の料金プラン

基本プラン
小口出品 100円/1商品
大口出品 4,900円/月

上記以外にも、販売手数料、配送料など費用が掛かります。下記のリンクから詳細をご確認下さい。

Amazonの料金プラン
公式HPはこちら

Yahoo!ショッピングの料金プラン

Yahoo!ショッピングの料金プラン

料金表
初期費用 無料
月額システム利用料 無料
売上ロイヤリティ 無料
ストアポイント原資負担 1%~15%(現在1%は必須になります)
キャンペーン原資負担 1.5%は必須になります
アフィリエイトパートナー報酬原資 1%~50%(1%は必須)
アフィリエイト手数料 アフィリエイトパートナー報酬原資の30%
ストア決済サービス手数料 決済方法により異なります

Yahoo!ショッピングの料金プラン
公式HPはこちら

ASP型ECサイト|Shopify、Makeshop、Shopserveなどの制作費用相場

ASPとは、アプリケーションサービスプロバイダーの略称です。クラウド上で提供されている、サイト構築に必要な機能を備えたシステムのことです。
代表的なASPはShopify、Makeshop、Shopserve、カラーミー、Futureshopなどです。ASP型ECサイトを制作する場合の費用内訳は以下の通りです。

ASP型ECサイトの制作費用相場まとめ

ASP型ECサイトを制作する場合は、最低でも100万円〜です。ページ数と商品点数が極端に少ない場合は、80万円前後で制作も可能です。

また、ASPサービスごとに初期費用の有無や月額費用の差はありますので、事前に確認を推奨いたします。

さらに、ASP型ECサイトのメリット・デメリットは次の通りです。

ASP型ECサイトのメリット

・制作費用、維持費用が低コスト
・制作期間は短く、テンプレートを用いることで短期間で公開できる
・サーバーの準備が不要

ASP型ECサイトのデメリット

・オープンソースやパッケージ型と比べると、カスタマイズ性が低い
・自社システムとの連携が難しいケースがある
・独自の機能を追加するのが難しい
・利用プランによってはランニングコストが高くなる

以上のメリット、デメリットを把握したうえで、ASP型ECサイトを検討してください。
ここからは、代表的なASPサービスの料金プランについて紹介いたします。

Shopfyの料金プラン

Shopfyの料金プラン

ベーシック スタンダード プレミアム
月額料金(米ドル) 33ドル 92ドル
(最初の3か月間は1ドル)
399ドル
(最初の3か月間は1ドル)
クレジットカード
手数料
オンラインで3.4%
+
0円
オンラインで3.3%
+
0円
オンラインで3.25%
+
0円
実店舗で2.7%
+
0円
実店舗で2.5%
+
0円
実店舗で2.4%
+
0円

Shopfyの料金プラン
公式HPはこちら

Makeshopの料金プラン

Makeshopの料金プラン

プレミアムプラン MakeShoo
エンタープライズ
月額プラン料金 12,100円(税込) 55,000円(税込)
初期費用 11,000円(税込) 110,000円~(税込)
makeshopペイメント プレミアムプラン MakeShoo
エンタープライズ
決済手数料
(VISA/Master)
3.19%~ 3.14%
決済手数料
(上記以外)
JCB/American Express/Diners 3.49%
月額費用 1,100円(税込) 0円

Makeshopの料金プラン
公式HPはこちら

Shopserveの料金プラン

hopserveの料金プラン

プラン3S プラン3G プラン3P
開通料 30,000円+税 30,000円+税 30,000円+税
月額利用料 39,000円+税 79,000円+税 159,000円+税
クレジットカード決済
月額利用料 無料
決済手数料 JCB/American Express/Diners 3.49%
JCB/AMEX/DINERS 4.3%

Shopserveの料金プラン
公式HPはこちら

カラーミーの料金プラン

カラーミーの料金プラン

レギュラー ラージ プレミアム
月額費用 4,950円 9,595円 39,600円
初期費用 3,300円 3,300円 22,000円
販売手数料 0円
レギュラー ラージ プレミアム
クレジットカード 4.0%~ 4.0%~ 3.14%~
後払い 4.0%~ 4.0%~ 4.0%~
コンビニ払い 143円~ 143円~ 143円~
代引き決済 308円~ 308円~ 308円~
Amazon Pay 月額2,200円 + 3.9% 月額2,200円 + 3.9% 月額2,200円 + 3.9%
楽天ペイ 月額2,200円 + 4% 月額2,200円 + 4% 月額2,200円 + 4%
LINE Pay 月額2,200円 + 3.45% 月額2,200円 + 3.45% 月額2,200円 + 3.45%
Pay Pay 月額2,200円 + 3.45% 月額2,200円 + 3.45% 月額2,200円 + 3.45%

カラーミーの料金プラン 公式HPはこちら

futureshopの料金プラン

futureshopの料金プラン

futureshop futureshop
omni-channel
月額費用 22,000円~ 152,000円
初期費用 22,000円~ 752,000円
実店舗追加費用 - 6,000円/1店舗
ポイント機能 1,500円 標準搭載
クーポン発行機能 1,500円 標準搭載
入荷お知らせ
メール機能
1,500円 標準搭載
画像ホスティング機能 3,500円~ 標準搭載
オプション機能 月額費用 初期費用
定期購入・頒布会 5,000円 0円
CMSサーバー
(VPS)
3,800円 5,000円
店舗受取
(BOPIS)
3,000円 0円
カゴ落ち
リカバリー
15,000円 25,000円
Apple ID /
Googleアカウントログイン
3,500円 0円
STAFF START
連携
25,000円 150,000円
ライブコマース
機能
18,000円 35,000円
デコメールマガジン配信数追加 4,000円 -
会員ステージ機能 1,500円 3,500円
レコメンド機能 10,000円 25,000円
実店舗在庫表示 50,000円 100,000円
サジェスト表示 10,000円 25,000円
LINE連携 3,000円 0円
LINE STFF START連携 25,000円 150,000円
メールマガジン配信数追加 4,000円 -
itembox容量追加 1,000円/10GB -
決済機能 月額費用 初期費用
クレジットカード決済 1,500円 0円
楽天ペイ 3,000円 0円
d払い 1,000円 0円
NP後払い 0円 0円
コンビニ決済 1,000円 10,000円
Amazon Pay 3,000円 0円
PayPay 0円 0円
キャリア決済 1,000円 0円
Paidy 0円 0円

futureshopの料金プラン
公式HPはこちら

オープンソース型ECサイト|EC-CUBE、Magentoなどの制作費用相場

EC-CUBE公式サイトTOP
オープンソース型はASP型と比較しても大きく変わることはありません。しかし、構築作業がかかるため、その分の費用が高くなります。

オープンソース型ECサイトの制作費用相場まとめ

オープンソース型は月額費用はありませんが、EC事業社独自のシステムを追加する際に機能追加費用が多くかかる傾向にあります。また、セキュリティ対策も独自で行わなければならないため、その点もやや手間がかかります。

保守・運用の点で不安要素が多いですが、拡張性が高いため事業社の希望機能に応じてオープンソース型を選ぶことがあります。

さらに、オープンソース型ECサイトのメリット・デメリットは次の通りです。

オープンソース型ECサイトのメリット

・ECシステムを無償で使用できる
・自由にカスタマイズが可能

オープンソース型ECサイトのデメリット

・専門知識が無いとカスタマイズができない
・サポートがほとんどない。システムトラブルは自己解決しなければならない
・セキュリティの問題がある
・自由にカスタマイズできるが、最低限必要な機能を自分で洗い出して、揃えないといけない
・カスタマイズを外注すると、費用が高くなる

オープンソース型は自由にカスタマイズできるという反面、多くのデメリットがあります。
どうしても独自のシステムと連携しないといけない、オリジナルの機能が欲しいという場合はオープンソース型がおすすめです。

以上のメリット、デメリットを把握したうえで、オープンソース型ECサイトを検討してください。

パッケージ型ECサイトの制作費用相場

パッケージ型のECサイトを制作する場合は、最低でも年商1億円規模の事業社が選択することをおすすめしております。

パッケージ型はECサイトに必要な一通りの機能をパッケージ化したシステムで、パッケージをベースに機能追加したり、デザイン変更したりなどカスタマイズ性が高いです。ASPとオープンソースの両方の良いところを持ち合わせています。

しかし、ECサイトに必要な機能がある、カスタマイズ性が高いという特徴があるため、導入コストが500万円以上と高い傾向にあります。機能追加するごとに費用が高くなる仕組みです。

また、使用しているソフトウェアのアップデートやリニューアルが行われた際は、都度そのソフトウェアに合わせるために費用が発生することを想定しなければなりません。

パッケージ型のECサイト制作費用内訳はパッケージ提供社によって異なるため、確認しましょう。

さらに、パッケージ型ECサイトのメリット・デメリットは次の通りです。

パッケージ型ECサイトのメリット

・カスタマイズ性が非常に高い
・大規模サイトのEC構築には向いている

パッケージ型ECサイトのデメリット

・初期費用や維持費用が非常に高い
・バージョンアップに費用が掛かる
・他の構築方法と比べると費用が高い

オープンソース型と一緒で、カスタマイズ性があるということはその分、カスタマイズするための費用が高くなる傾向があります。

以上のメリット、デメリットを把握したうえで、パッケージ型ECサイトを検討してください。

フルスクラッチ型ECサイトの制作費用相場

フルスクラッチ型は0からECサイトを作る方法です。パッケージ型とは異なり元々ECサイトに必要な機能が用意されているわけではないため、本当に0から作成していきます。

その分、カスタマイズ性は一番高く、自社オリジナルのECサイトが完成します。必要な費用は異なるため、制作会社に見積り依頼を行って確認しましょう。最低でも費用は1,000万円以上はかかります。

さらに、フルスクラッチ型ECサイトのメリット・デメリットは次の通りです。

フルスクラッチ型ECサイトのメリット

・カスタマイズ性が他の構築方法と比較しても非常に高い
・大規模サイトのEC構築には向いている

フルスクラッチ型ECサイトのデメリット

・初期費用や維持費用が非常に高い
・制作期間が非常に長い
・公開後も都度、システム改修が必要
・セキュリティやバージョンアップなどもすべて自分でしなければならない

フルスクラッチ型ECサイトは、やはり独自のシステムとの連携ができ、機能追加に制約がないのが最大の魅力です。

しかし、やはりカスタマイズ性が非常に高いということは、その分費用が高くなります。また、0からの作成になるため、制作期間も年単位でかかります。

以上のメリット、デメリットを把握したうえで、フルスクラッチ型ECサイトを検討してください。

【参考】クラウド型ECサイト|メルカート、ebisumart

クラウド型ECサイトとは、クラウド上で提供されているプラットフォームでECサイトを制作できるサービスのことです。自社のインフラ構築が必要とせず、常に最新の状態であり、セキュリティ対策が高いというメリットがあります。

ただし、ソースコードを自社管理できないため、保守管理を自社で行うことができません。ECサイトを自社の資産として保有したい企業様には向かない制作方法です。

【参考】SNS型ECサイト|Instagram、Facebook、Twitter、TikTok、YouTube

SNS上で用意されたショップ機能を用いて商品を販売する方法です。SNS上でショップを開設するケースと、既存のECサイトと連携して商品販売するケースがあります。

メリットとしては、多くのユーザーと接触することができ、SNS内で購入まで完了できる仕組みを作れます。
しかし、商品を購入してもらうためには、自社商品に対して熱狂的なフォロワーを多く集めなければなりません。また、継続的な情報発信は必要不可欠です。

もし短期的に売り上げを獲得するのであれば、広告を用いて集客し、販売活動していかなければなりません。すでに多くのフォロワーを抱えているアカウントをお持ちであれば、SNSでの販売方法は合っていると考えられます。

ECサイト制作の一般的な見積り費用の内訳

ECサイト制作の一般的な費用内訳
ECサイトを制作する際の見積り費用の内訳は以下の通りです。

※【★】は「制作する際に必ず必要な費用」
※レスポンシブ対応(スマホ対応)前提の内訳です。

ECサイト制作費用の決まり方についてですが、制作費用のほとんどが人件費です。中小規模の制作会社であれば、5,000円~10,000円/1時間で計算しています。他は純粋なサービス利用料が必要になります(ドメイン・サ―バー、カートシステムの月額利用料など)。このことを前提に内訳の説明をご覧ください。

【★】ドメイン代

お名前ドットコム
ドメインはお名前ドットコム、ムームードメインなどから取得可能です。PULL-NETでは、トラブル時や設定等で解決しやすいお名前ドットコムでのドメイン取得を推奨しております。

ドメイン代は、.com、.jp、.orgなどありますが、それぞれ金額が異なるため各ドメイン取得サイトでご確認下さい。初回は4,000円前後、ランニングコストで1,000円/月程かかる場合が一般的です。

お名前ドットコムで費用を確認する

サーバー

サーバーはXsereve、さくらサーバーなどから取得可能です。サーバー代は一番安いプランであれば、数百円/月ほどです。

Xsereve

Xsereve

スタンダード プレミアム ビジネス
初期費用 0円
月額料金 1,320円/3ヵ月 2,640円/3ヵ月 5,280円/3ヵ月
1,210円/6ヵ月 2,420円/6ヵ月 4,840円/6ヵ月
1,100円/12ヵ月 2,200円/12ヵ月 4,400円/12ヵ月
1,045円/24ヵ月 2,090円/24ヵ月 4,180円/24ヵ月
990円/36ヵ月 1,980円/36ヵ月 3,960円/36ヵ月

※キャッシュバックキャンペーンを実施していることもあるため、料金については公式サイトを必ずご確認下さい。

Xserver公式サイトで費用を確認する

さくらサーバー

さくらサーバー

ライト スタンダード プレミアム ビジネス ビジネスプロ マネージドサーバー
初期費用 0円 17,600円
月額料金
1,571円
/12ヵ月
5,238円
/12ヵ月
15,714円
/12ヵ月
26,191円
/12ヵ月
47,143円
/12ヵ月
92,400円~316,800円
/12ヵ月
3,089円
/24ヵ月
10,312円
/24ヵ月
23,998円
/24ヵ月
51,541円
/24ヵ月
92,771円
/24ヵ月
181,843円~623,462円
/24ヵ月
4,578円
/36ヵ月
15,279円
/36ヵ月
32,378円
/36ヵ月
76,370円
/36ヵ月
137,460円
/36ヵ月
269,438円~923,788円
/36ヵ月

※マネージドサーバーには、「スモール」「ミディアム」「ラージ」のプランに分かれております。詳細は公式サイトをご確認下さい。

さくらサーバー
公式サイトで費用を確認する

制作会社にドメイン・サーバーを取得を依頼をした場合、取得代行手数料を支払わなければならないこともあるため、ご自身で取得することを推奨しております。

また、サーバーの場合はモール型、ASP型の場合は取得不要になりますので、別途ご用意していただく必要はありません。

【★】企画立案

企画立案では、制作会社がEC事業社に対してヒアリングを行い、その内容を基にどのようなECサイトデザインが良いのか、ページ構成や、サイト構造、必要なページを洗い出したりなどを行います。

中小規模の制作会社だと、別途見積りに含めることなく無料、もしくは別の作業部分を高くすることで対応していることがあります。

大規模の制作会社は別途企画立案費用として30万円〜かかりますが、その分中小規模の制作会社よりも競合調査や分析をしっかり行い、制作へ進んでくれます。

ライティング

Googleドキュメントでライティングした画面
各ページのテキスト作成費用です。ECサイト規模によりますが、10万円〜です。EC事業社側がご用意いただく場合は、ライティング費用は必要ないですが、SEOやセールスライティングの知識、業務が忙しくて時間が取れないなどの理由から基本的にライティングは制作会社に依頼することが多いです。

商品撮影

PULL-NET撮影スタジオの様子
元々、商品画像を持っている、もしくはEC事業社内で撮影を行っている場合は必要ありません。もし、制作会社に依頼する場合は、10万円〜です。商品点数やカット数が増加するごとに、金額も上がっていきます。

下記の料金表は弊社独自の料金表になります。

4時間プラン 8時間プラン
撮影費用 55,000円(税込) 110,000円(税込)
スタジオ代 0円~20,000円(※) 0円~40,000円(※)
モデル派遣費用 2万~要相談
フードコーディネーター 55,000円(税込) 110,000円(税込)
出張費 要相談

※弊社の自社スタジオで撮影する場合は、無料でご利用いただけます。

【★】ページ構成作成

デザイン制作前に、ページ構成を作成いたします。業界用語で「ワイヤーフレーム作成(骨組みの作成)」と言います。ワイヤーを作成し、EC事業社にご確認いただいた後、デザイン制作へと移ります。
中小規模の制作会社だと、ワイヤー作成の費用は別途設けて記載することは滅多にありませんが、金額としては全ページで50,000円〜ほどと認識しておくと良いでしょう。

【★】デザイン制作

ワイヤーフレーム完成後はデザイン制作へと移ります。デザイン制作費用は簡易的なページであれば、15,000円/1p(A4一枚くらい)、情報量がそれなりにある「こだわり」「商品詳細ページ」などは25,000円/1p、「特集ページ」のような長いページは50,000円~/1pと計算していることが多いです。
※中小規模の制作会社はこの金額内にワイヤーフレーム作成費用が含まれています。

【★】コーディング

コーディングの画面例
※当記事のコーディング画面

デザイン制作後、コンピューターが理解できる言語に記述するためのコーディングという作業を行います。一般的にはプログラミングと表現すると分かりやすいと思います。(厳密に言うとコーディングとプログラミングは異なりますが、、)

コーディングもデザイン制作同様で、簡易的なページであれば、15,000円/1p(A4一枚くらい)、情報量がそれなりにある「こだわり」「商品詳細ページ」などは25,000円/1p、「特集ページ」のような長いページは50,000円~/1pと計算していることが多いです。

実際はデザインとコーディングを分けずに一緒にして見積りを出すこともあるため、簡易ページ3万、情報量がそれなりにあるページは5万、特集ページのような長いページは10万と記載することが多いです。

【★】本番反映

コーディングしたデータをECサイト制作方法に合わせた方法で反映します。反映方法は制作方法によって異なるため、場合によっては金額が上昇することがあります。

ページ数にも寄りますが、本番反映は100,000円~です。また、特定の機能追加・対応する場合は、1機能100,000円〜ほど追加になります。

商品登録作業

商品登録作業は商品の情報量によりますが、5,000円~/1pです。ただし、EC事業社側にて実施可能なことも多く、作業自体も難しくないため予算に余裕がない場合は削ることができる費用です。

例えば、30商品あるだけでも150,000円~かかりますので、制作会社と協議の上、依頼するかどうかを相談してみましょう。優良の制作会社であれば、商品登録方法を無料でサポートしてくれますので、遠慮せずにご相談下さい。

SEO基本対策

SEO基本対策が記載されたスプレッドシートのスクリーンショット
ECサイト立ち上げ時及びリニューアル時にSEO対策を考慮した制作は必須事項です。SEOを意識していない制作はこの時代において適していないと考えても良いです。
基本的なSEO対策を考慮したECサイト制作の場合、SEO対策初期費用として100,000円~が追加で必要です。ページによって金額が増加すると認識しておくと間違いありません。

しかし、制作会社の多くは「SEO対策を意識した制作」とホームページに記載していますが、中小規模の制作会社のほとんどはSEO対策を熟知していないです。
そのため、どういった対策をするのか、何に気を付けるのかなどを確認しておきましょう。

PULL-NETでは、200サイト以上のSEO対策を行った経歴を持つ、SEOコンサルタントが社内に在籍しております。弊社もEC制作会社ではありますが、安心してご相談いただけますと幸いです。

アナリティクスタグ等の設置

アナリティクスのロゴ
ECサイト制作後のアクセス分析やコンバージョン測定、広告出稿のために計測タグの埋め込み作業をしなければなりません。タグの設置のみであれば、無料対応可能ですが、細かい設定を行う場合は別途費用30,000円~50,000円が必要になります。

ただし、こちらもEC事業社が自ら設定される場合は必要のない費用です。

ECサイト制作方法に応じた初期費用など

モール型ECやASP型ECの場合は、カートシステムのサービス提供者がサーバー上にECの機能を構築するため、構築費用は必要ありません。

しかし、オープンソース型、パッケージ型、フルスクラッチ型はこの構築作業が発生するため、別途初期費用が発生いたします。構築費用は制作方法やサイト規模に応じて異なりますが、最安でも100,000円と考えておきましょう。

決済機能の導入費用

ECサイトを制作する際、多くの決済機能を導入する必要があります。決済機能を追加するには、決済代行サービスへの申し込みを行い、初期費用を支払う必要があります。一般的な初期費用の相場は1万円~5万円前後です。中には初期費用無料の決済代行サービスもあり、ECサイト制作方法ごとに合わせて決済機能を導入すると良いでしょう。

CMS導入費用

CMSとは、「Contents Management System(コンテンツマネジメントシステム)」の略称のことです。いわゆるWordPressのようなシステムを用いて、サイトを構築することなのですが、もしSEO対策としてブログやコラムを投稿していきたいということになると、CMS導入費用が別途必要になります。

また、ブログ用のデザイン制作及びコーディングを行わなければならないため、ECサイトのデザインに合わせて、もう一つの投稿用のサイトを別途作るイメージをしてもらえると分かりやすいと思います。

「CMS(主にWordPress)そのものを導入する費用」については、ASPの場合はカートシステム提供者(shopserveやmakeshop)が導入するため、初期費用を支払う必要があります。

その後、制作会社にて作成したデザインを反映していく流れになります。費用としては、トータルで30~50万前後必要になることもありますので、ブログ投稿を想定している場合は、事前に制作会社に伝えるようにしておきましょう。

外部システム連携費用

例えば、実店舗とオンラインの在庫管理を一元管理するための外部システムを導入する際、導入費用が必要になります。費用については各システムによって異なるため、ご検討中のシステムのホームページの料金表を確認するか、問い合わせをし、資料請求を行うことをおすすめいたします。

連携作業を制作会社に代行してもらう際は代行費用が必要になるため、いくら必要そうなのかを事前に見積もりを取っておきましょう。

プラグインやアプリの導入費用

ShopifyやEC-CUBEのようなECカートで制作する場合、必要な機能はプラグインやアプリを導入しなければなりません。無料のものもありますが、有料のものもあるため、制作前に必要な機能を洗い出して、どのプラグイン、アプリが必要なのかを事前に相談しておきましょう。

費用としては、プラグイン、アプリそのものの費用と設定代行費用が掛かるため、1プラグイン/アプリあたり5万~10万は必要になることが多いです。

新規立ち上げでECサイト制作をするならIT導入補助金がおすすめ

IT導入補助金を活用してネットショップ始めてみませんか?
ECサイト制作をしてオンライン販促を強化していきたいという方は、IT導入補助金をおすすめいたします。IT導入補助金では、新規でのECサイト立ち上げの際に利用できる国の補助金です。詳細は下記にて記載しておりますので、ご興味ございましたら是非ご覧ください。

A社 B社 C社
制作費用 4,800,000円(税抜) 3,800,000円(税込) 1,500,000円(税抜)
補助申請可能額 3,255,555円 2,588,888円 1,055,555円
実質負担額 1,544,445円
+480,000円(税)
1,211,112円
+380,000円(税)
444,445円
+150,000円(税)

※補助金対象経費は税抜の金額が対象になります。
※実質負担額の消費税は「制作費用×10%」の金額です。
※制作後の運営代行費用も含んでおります。

ECサイト制作の費用相場は制作方法によって様々!EC制作会社に見積もり依頼しよう!

PULL-NETで制作しておりますECサイトは100万円~200万円で制作することが多いです。もしこの予算感で制作を希望している場合は、是非お問い合わせ下さい。
打ち合わせをし、正確なお見積りをいたします。

また、弊社ではECサイト運営代行サービスも用意しておりますので、制作後の集客サポートも充実しております。制作~集客までワンストップサポートをご希望の方は、ぜひ合わせてお問い合わせいただけますと幸いです。