ECサイト構築方法の1つ「オープンソース」とは?おすすめのオープンソースやメリット・デメリットをご紹介
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公開日 2021年05月23日  更新日 2022年05月13日

ECサイト構築方法の1つ「オープンソース」とは?おすすめのオープンソースやメリット・デメリットをご紹介

ECサイト開発方法のひとつオープンソースとは
ECサイトとは、商品やサービスをネット上で販売・提供するサイトのことを指します一般的にイメージしやすいものでいえば、オンラインショッピングが例として挙げられます。

インターネットの普及により、パソコンやスマートフォンから注文し、売買が成立する取引方法は、現代の日本には欠かせない存在ともいえるでしょう。

そんなECサイトの開発方法の1つ「オープンソース」といのをご存じでしょうか?本記事ではオープンソースの意味やECサイトの構築方法、おすすめのECサイトをご紹介します。

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オープンソースとは?

「ソース」とはプログラミングで使用される用語のことで、「情報源」という意味、「オープン」はプログラミング用語内で「外部に公開」という意味が含まれます。

「オープンソース」とは、ソフトウェアをネットで公開・配布するという意味になっています。オープンソースを使うメリットとして、ライセンス取得が無料なので誰でも自由に利用可能な点です。

しかし、低コストで利用できますが、注意が必要な点もあります。カスタマイズする際にサイト制作に関するスキルの有無や、公開されているソースコードを使用し作成していくため、セキュリティ面のトラブル発生も視野に入れておく必要があります。

ECサイト構築の4つの主な手法

売り上げや商品の宣伝に大きく影響するECサイト。そのため、構築するには土台が必要です。土台にはいくつか種類があり、どのような手法で構築していくか最初に選ぶ必要があります。選ぶ時には慎重に考えたほうがいいかもしれません。後々システムを変更する場合に。再構築の必要があるので大変な作業になってしまいます。こちらでは主なECサイト構築の代表的な4つの手法をご紹介します。

1.オープンソース

オープンソースのECサイトは、先ほどご紹介したとおり無料提供が特徴的なサービスです。公開されているプログラムをインストールし、ECサイトを構築していきます。

しかし、すべての費用が無料というわけではありません。サーバーのレンタル費用や保守の費用、加えてドメイン取得の費用やデザインをテンプレート以外にしたい場合のデザイン費用など、細々とした費用が必要です。またECサイトではクレジット決済が多く、手数料が発生します。あらかじめ手数料は計算に入れておきましょう。

2.ASP

ASPは、業務用アプリケーションソフトのをネットワークで提供する事業者やサービスのことです。
構築手法の中で最もコストが抑えられるメリットがあります。小規模や中規模の企業向けの手法で、月額費用が安く比較的短時間でECサイトをオープンできます。
しかし、ASPはカスタマイズができないことや、サービスを提供している側の障害などでデータが消えたり、サービスが急に終了するなど、継続利用が困難になる場合もあります。ASPを選択する際には、特に信頼できる提供会社を選ぶようにしてください。

3.パッケージ

パッケージは、ECサイトの構築・運営に必要な機能を備えたショッピングカートシステムです。サイトを構築するにあたって必要な機能が、パッケージとしてまとまっているイメージでしょう。
ECサイトを構築するにあたっては、このパッケージを基礎にカスタマイズしていく構築の方法になります。パッケージはカスタマイズやシステムの連携が前提になっています。
しかし、パッケージはシステムが古くなってしまい、リニューアルが必要になってきます。その時はリニューアルの費用もかかってきます。また、初期費用が高額になってくるので事業規模の大きい企業向けと言えるでしょう。

4.フルスクラッチ

フルスクラッチはパッケージやASPとは違い、何もないまっ白な状態から自社でECサイトを構築していく方法です。機能やデザインを自社で決められるので、自由度が高いですが、手間とコストが大きくかかってしまいます。

現在はコスパのよいサービスが複数提供されているため、フルスクラッチを利用するサイトは減少傾向にあるようです。しかし、社内でシステムを管理できることや、独自のサービスを導入できるなど大きなメリットもあります。

そういったことから、フルスクラッチは開発や費用に大きく投資できる大規模企業におすすめです。

ECサイトに欠かせない!おすすめのオープンソース

オープンソースでECサイトを構築する場合はメリットだけではありません。サイトの開発に専門的なスキルが足りない場合、開発を進めていく段階で困難な点に直面することも。また、サポートサービスが無い場合がほとんどなので、トラブルへの即時対応がむずかしいことも視野に入れておく必要があります。

セキュリティーの弱さなどもデメリットの1つです。このように前もって理解しておかなければならない事柄も多々あります。
自社にあったECサイトを作る際に、是非参考にしていただきたいおすすめのオープンソースをご紹介します。

EC-CUBE(イーシーキューブ)

EC-CUBE(イーシーキューブ)は、オープンソースのソフトウェアの1つです。実際にEC-CUBEを導入しているECサイトも多く、おすすめのオープンソースです。
ECサイトに絶対必要になってくるWebページを作る機能がしっかりと余さず取り入れられています。また、商品別の売上集計や在庫管理なども備わっています。自由にインストールして使用できるフリーソフトで機能の追加も可能です。

URL:EC CUBE 本サイト

WordPress(WelCart)

WordPress(ワードプレス)1度耳にしたことがある人も多く、有名なオープンソースです。かんたんにサイト構築可能なので、個人や小規模企業から大手企業まで幅広く使用されています。

WordPressの特徴は、ブログもECサイトも同じという点です。しかし、ECサイトと一緒にしてしまうとセキュリティのリスクなどデメリットもあるので、出来ればWordPress自体に機能を追加するのではなく、ECシステムと連携させてブログ部分はWordPress、販売の部分はECシステムでという形が一般的に推奨されています。

WordPressの専用カートシステムがWelCartを使用することで、WordPressでもECサイト構築が可能です。

URL:WordPressの専用カートシステムがWelCart

世界一のオープンソース「magento(マジェント)」

magento(マジェント)とは、世界一のシェアを誇るオープンソースです。元々海外発のオープンソースなので、多言語対応されていることが特徴的です。越境ECを希望されている企業はおすすめのひとつとしてmagentoを選ぶと良いでしょう。

日本語対応モジュールを手に入れれば、管理画面も日本語対応のものになります。近年多くの企業がECサイト構築の際に候補の一つとして上げるオープンソースです。

URL:magento 本サイト

オープンソースでECサイトを構築するメリット

オープンソースには様々なメリットがございます。各オープンソースよって機能面が異なるため、細かなところでいうと、今回ご紹介するメリットよりはるかに多い量のメリットがあります。機能面については各オープンソース提供元サイトへいき、確認することをおすすめいたします。

オープンソースの利用料は無料

オープンソースの最大のメリットは利用料が無料であるということです。ASP型やモール型では手数料や月額費用といったものが掛かりますが、オープンソースに関してはそういった固定費を必要としません。

構築以外の費用を掛けたくないという人にはオープンソースは非常におすすめです。

カスタマイズ性が高く、機能面が豊富なECサイトを構築できる

ASP型やモール型のECサイトと比べて、カスタマイズ性が高いというのもオープンソースのメリットです。ASPでは、事前に用意されているデザインと機能をつかってECサイトを構築するため、カスタマイズ性に限界があります。カスタマイズ性が高く、機能面を豊富にしたい企業はオープンソースをおすすめいたします。

拡張機能が豊富

オープンソースは、追加で使用できる拡張機能が豊富に揃っています。追加で機能がほしいと思ったときに、拡張機能で対応できることも少なくはありません。

オープンソースでECサイトを構築するデメリット

次にオープンソースでECサイトを構築するデメリットについてご紹介いたします。

ECサイト構築に技術面での専門知識が必要

オープンソースでECサイトを構築する際、技術面での専門知識が求められます。ECサイトを作る際に、htmlやCSS、PHPやJavaといった技術の理解と正確に使用できることが求められます。

また、トラブル発生した際にそういった人材がいないと、トラブルを解決できないなんてことも起こりえます。

運営負担が大きい

前述の技術面での専門知識が必要で申し上げました通り、技術力を持った人材がいなければトラブル発生時に困ることになります。また、技術力を持った人材を一人雇うにもその分の人件費がかさむため運営負担は大きいといえるでしょう。

正しいセキュリティ対策が必要

無料で公開されたソースコードを使用するため、セキュリティホールを他者から知られてしまうということもあり得ます。ECサイトはユーザーの個人情報を取り扱うため、セキュリティ対策を正しく行わなければなりません。

トラブル発生してもサポートが受けられない

オープンソースを使用したECサイトは、ASP型やモール型のようにどこかの企業と契約を結んだうえで成り立っているわけでないため、トラブル発生時にサポートを受けられないというデメリットが存在します。

制作会社にサポートを依頼した場合、追加費用が掛かるか、オープンソース自体は他の人が作っているため、正確な解決方法が分かるというわけではありません。

構築依頼した際は、費用が高くなる傾向にある

オープンソースを使用したECサイト構築は、システム構築からページ作成、デザイン諸々すべて行わなければならないため、ASP型やモール型と比較した際、費用が高くなる傾向があります。予算が少ない場合はオープンソース型のECサイト構築は諦めなければなりません。

ECサイト制作にお困りの際は、PULL-NETにおまかせ

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まとめ

商品の売り上げや自社の宣伝に大きく関係するECサイト。オープンソースを正しく理解して有効的にECサイトを構築することはとっても大切です。さまざまなオープンソースがあり迷ってしまいますが、正しく理解して自社にあったECサイトを構築していきましょう。

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