ECサイトのSEO対策ガイドライン【SEO難易度:高】
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公開日 2021年08月06日 

ECサイトのSEO対策ガイドライン【SEO難易度:高】

【SEO難易度:高】ECサイトのSEO対策ガイドライン
「SEOに強いECサイトにしたい」「SEO対策を本格的に始めて集客を強化したい」とお考えではないでしょうか。中にはECサイトの具体的なSEO対策の方法をお探しの方もいらっしゃるでしょう。複数企業のSEO対策を実施してきた筆者からすると、ECサイトのSEO対策は非常に難易度が高いです。通常のコーポレートサイトやサービスサイトのように対象の1ページだけを対策するのではなく、サイト全体の設計からサイト構造、ページ同士の繋がりなどをより一層意識したサイト作りをしなければならないからです。そのため、ECサイトのSEO対策はSEOについて知識があまりない方は、基本的にはECサイトのSEOを得意とする企業に依頼するのがベストだと考えられます。とはいっても、実際どのようなSEO対策をするのか気になると思います。そこで今回は、ECサイトのSEO対策ガイドラインを記事にしてみましたので、ぜひご覧ください。本稿を参考にしながら、SEO対策を実施してみて、思った通りの効果が得られなかったら、一度PULL-NETへご相談いただけると幸いです。

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目次

【前提】ECサイトのSEO対策はサイト構造を完璧にするところからはじまる

まず、ECサイトのSEO対策を行うにあたっての前提についてをご説明いたします。

対策キーワードが考慮されたカテゴリー作り

現在お持ちのECサイトのカテゴリーはどのように決めたのでしょうか。「何となく決めた」「商品ジャンルごとに自社のオリジナルのカテゴリーに決めた」など色々あると思いますが、SEOに強いECサイトを作り上げるのであれば、事前にカテゴリーごとに対策キーワードを決めて、SEO対策しなければなりません。ほとんどのECサイトはこれが出来ていないのが現状です。

以下、対策キーワードが考慮されたカテゴリー例です。

■例
トップページの対策キーワードを「お取り寄せ グルメ」にし、各カテゴリーの対策キーワードを「ラーメン お取り寄せ」「スイーツ お取り寄せ」「フルーツ お取り寄せ」などの「○○ お取り寄せ」系の対策キーワードを設定する

ECサイトに最適なカテゴリー構造の解説画像

カテゴリーページのtitleタグやdescriptionを対策キーワードに合わせて設定しておきます。商品ページを各カテゴリーに適切に振り分けて、商品数を増やしていくことでカテゴリーページのSEO評価を上げていきます。

ECサイト構築する前に対策キーワードが考慮されたカテゴリーを決めておくのが一番ベストですが、予算の都合上、SEO対策を意識したECサイト作りができないという企業様は多数いらっしゃいます。その結果、SEOに弱いECサイトになってしまいます。

すでにECサイトをお持ちで、アクセスがあまりない場合は、対策キーワードを洗い出して、カテゴリーを整理することから始めましょう。

シンプルなサイト構造を意識する

ECサイトは商品数が多ければ多いほどサイト構造がごちゃごちゃになってしまう傾向があります。そのため、ユーザービリティの悪いECサイトになってしまい、Googleからのサイト評価も下がります。Googleクローラの回遊性(クローラビリティ)を上げることでサイトが正しく評価されるようになり、順位が上がっていきます。「不必要なページの削除」「重複コンテンツの解消」「2クリック以内で商品ページへ遷移できるようにする」「商品カテゴリーを綺麗にまとめる」「ユーザーとして利用してみて不便だと思った箇所の解消」などの対策をしていくことでサイト構造がシンプルになっていきます。

商品ページが適切なカテゴリーに振り分けられている

商品ページが適切なカテゴリーに振り分けられていないと、ページ評価、カテゴリー評価、サイト評価が正しく得られないので、注意しなければなりません。極端な話ですが、靴のカテゴリーに帽子の商品があると、不自然だと思います。そういった商品内容に適さないカテゴリーに分類されていないことを確認していきましょう。

重複ページを作成しない(カノニカルタグ)

重複ページが発生するのは、似たような商品を取り扱っているECサイトで起こる傾向があります。例えば、靴のサイズやメーカーなどは全く一緒ですが、色だけが違う場合や、服のサイズやメーカーは全く一緒だけれども色が違う場合などが挙げられます。このような場合、各商品にcanonicalタグを設定することで問題が解決します。GoogleはURLごとにページを評価しているので、canonicalタグを使用して、「AページとBページは別のページですよ」ということを伝えます。そうすることで、各ページ正しく評価され、結果的にカテゴリーページとサイト全体の評価が上がります。

canonicalタグは重複しているページに対して設定します。例えば、Aページが正規ページで、Bページが重複ページとGoogleに判断されている場合は、Bページの内に以下のコードを追加します。

 < link rel=”canonical” href=”http://www.〜” />

※http://www.〜の箇所は正規のページのURL(Aページ)を入れる。
※空白が入っていますので空白を削除後にご使用ください。

HTMLの知識がある方はすぐに追加できるかと思いますが、全く知識がない場合バグを引き起こすことがあるので、詳しい人に依頼するようにしましょう。

【超重要】シンプルに商品数を増やす

非常にシンプルなことなのですが、商品数の多いほどSEOに対して有利に働きます。というのも、Googleはユーザーの検索意図に対して適切に応えられるページを検索結果に表示します。商品数が多ければ多いほどユーザーが求める商品が見つかる可能性があるため、SEO評価が上がるわけです。そのため、商品数が少ない状態でいくらSEO対策をしても順位が上がりにくいので、まずは商品数を増やすことから始めることをおすすめいたします。

以上がECサイトのSEO対策するにあたっての前提です。これらの前提が整い次第、次の項目をご覧ください。もし、前提が整っていないという方は、一度PULL-NETへご相談下さい。最適なECサイトの状態にいたします。

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【画像SEO】ECサイトのSEO対策は画像検索も意識する

Googleには画像検索という検索方法があるのはご存じでしょうか。画像検索を対策しておくことで、画像検索を利用したユーザーに対してアプローチを掛けることができます。例えば、自社の商品を何かしらの方法で知った際、画像のURLを取得し、Googleに検索をかけるとその画像とともに、サイトへのURLが掲載されます。その際、自社のサイトが掲載されていれば、購買に繋げることができます。このように、ECサイトのSEO対策をするのであれば、画像検索対策も必要不可欠となります。ここでは、画像検索の対策方法についてご説明いたします。

画像にaltを設定する

altとは、画像の代替テキストのことです。altを適切に設定しておくことで、サイトを巡回するGoogleクローラに対して適切な画像情報を伝えることができます。また、目が不自由な人がWebサイトを閲覧する際に、音声を利用することで、画像の内容をaltから読み込み読み上げてくれます。装飾目的の画像であれば、altを無理に設定する必要はありませんが、画像が文章の理解を手助けするような意味のある場合は必ずaltの設定はしなければなりません。

そして、altの設定方法は次の通りです。

< img src="画像のURL" alt="画像の説明"> 
※空白が入っていますので空白を削除後にご使用ください。

「画像の説明」という箇所に、任意の説明文を入れます。具体的な内容であるほど好ましいです。ただし、対策キーワードを詰め込みすぎるとペナルティの対象になることがあるので、自然な説明文を設定するようにしてください。

画像サイトマップの作成

サイトマップにはユーザーを手助けするページとしてのサイトマップ(HTMLサイトマップ)と、クローラに対してサイトを適切に理解してもらうためのサイトマップ(XMLサイトマップ)の2つがあります。ここでは、後者のサイトマップ(XMLサイトマップ)を意味します。

通常、検索エンジン向けにサイトマップをURLを記載し、ページのインデックス(検索結果に表示されるようにすること)をするのですが、実はページ以外にも画像も登録することができます。

< image:image>
< image:loc>https://weblab.co.jp/img/sample.jpg
< image:title>株式会社PULL-NET
< image:caption>PULL-NETのオフィス
< image:geo_location>大阪市中央区
< image:license>https://www.pull-net.jp/image.txt
< /image:image>
※中身は任意で変更してください。
※空白が入っていますので空白を削除後にご使用ください。

記述方法が分からない場合は、サーチコンソールヘルプページを参照して、実施してみましょう。

Google検索セントラル 画像サイトマップ

画像の構造化データ化

構造化データとは、検索エンジンがページ内容を理解しやすくなるデータ形式のことです。構造化データを記述しておくことで、検索結果のリッチ化(リッチリザルト)に繋がります。

Googleの構造化データでは、以下の内容と画像との相性が良いです。

  • ・商品(Product)
  • ・動画(Movie)
  • ・レシピ(Recipe)

具体的な構造化データ化の方法は、HTMLに直接記述する方法と、データハイライターを活用する方法があります。HTMLへの記述はschema.orgのImageObjectを利用しますが、専門的な知識がいるため、知識がない場合は、専門家に相談してください。

データハイライター出は比較的簡単に記述できるので、サーチコンソールヘルプ データハイライターについてを参考にし、実施してみましょう。

ImageObjectの項目一覧

画像周辺に画像に関するテキスト情報を記載する

Googleクローラは画像に設定されているaltから画像の内容を読み取りますが、実は画像周辺のテキスト情報からも画像の内容を理解しています。そのため、画像を使用した際は、画像に関するテキスト情報を細かく具体的に記載するようにしましょう。

画像のファイル名を適切にする

Googleが画像の内容を理解する要素として、ファイル名も利用されています。写真を撮った際や、画像サイトから取得した際、ファイル名が決められていますが、SEOを意識するのであれば、ファイル名を変更することをおすすめいたします。

  • ・IMG_0000.png ×
  • ・seo_ec_category.png 〇

ファイル名を付けておくと、管理しやすいという管理者側のメリットもあるので、ぜひファイル名は変更しておきましょう。

画像にキャプションを付ける

キャプションとは、画像の説明文のことです。altとは違いキャプションはページに表示される説明文です。ユーザー側からしてもどのような画像なのか理解しやすくなるため、キャプションは付けておきましょう。キャプションの設定方法は以下の通りです。

< p class="imagebox">
< img src="ec_seo.jpg" alt="写真">
< span class="caption">キャプション
< /p>

※これは一例です。

画像のファイルサイズや形式の最適化

画像のファイルサイズを可能な限り圧縮しておくことで、ページの読み込み速度が速くなります。また、jpg、png、gifなど保存形式には様々な形式があります。ざっくりですが、イラストなどであれpng、写真などであればjpgで保存して使用しておきましょう。

【王道SEO】ECサイトも王道のSEO対策を行う

ECサイトのSEO対策の前提と画像検索対策についてご説明いたしましたが、ECサイトも通常のコーポレートサイトやサービスサイトのように王道のSEO対策も実施します。ここでは、そんな王道SEOについてご説明いたします。

titleタグ最適化

titleタグには、対策キーワード必ず含めるように最適化します。文字数は32文字前後がおすすめです。クリックを誘発できるような魅力的なtitleを設定しましょう。また、ランディングページ(初めに訪れるページ)とならないtitleタグに関してはこだわる必要はありません。ECサイトの場合こだわるべきページは、トップページ、カテゴリーページ、商品ページがほとんどです。運営者情報やプライバシーポリシーのようなページはトップページのtitleにプラスして、「会社概要ページ」「プライバシーポリシー」と付け加えるだけで問題ありません。

description最適化

descriptionはGoogleが公式に検索結果に影響がないと言われていますが、設定しておくのが無難です。というのも、descriptionはクリック率に影響するからです。descriptionは直接的には順位に影響しませんが、クリック率は影響します。そのため、descriptionは間接的に影響するといえるでしょう。descriptionの書き方は「ディスクリプションはSEOに効果がない?効果的な書き方を徹底解説!」で解説しておりますので、ぜひご覧ください。

内部リンク最適化

内部リンクとは、サイト内のあるページから、サイト内の別のページへ遷移するための、リンクのことです。内部リンクを最適化することで以下の効果を得られます。

  • クローラが巡回しやすくなる
  • ページ同士の関連度が高くなり評価が上がる
  • ユーザーの滞在時間が長くなる

内部リンクを設置する際はむやみやたらに設置するのではなく、文章の流れで自然な形で設置します。例えば、服の話をしているのであれば、服に関するページへのリンクを設置します。ECサイトでいえば、同ジャンル同士を内部リンクで繋げて評価を上げます。異なるジャンルへの内部リンクはクローラが巡回の際に戸惑う要因になるので、基本的にはおすすめいたしません。内部リンク設置方法は以下の通りです。

< a href=”https://~”>テキストテキスト
※空白が入っていますので空白を削除後にご使用ください。

内部リンクは適当につけすぎるとペナルティを受ける可能性があるので、注意しましょう。

商品ページ最適化

ECサイトのSEO対策にとっては商品ページのクオリティは最重要事項です。簡略的に商品ページを用意しているECサイトもありますが、可能な限り商品について詳細に記載することをおすすめいたします。どのような情報を記載すれば良いか分からない場合は、競合他社のECサイトを参考にしてみると良いでしょう。

URL最適化

URLの最適化とは、以下のことです。

  • httpsにする(常時SSL)
  • URLを統一する(URLの正規化)
  • 日本語URLをなるべく英語のURLにする
  • URLの長さを短くする

URLを最適化する際、すでに評価されているページの評価を受け継ぐために、リダイレクト設定を行ってください。そのままURLを変更すると、評価が0から始まるので注意してください。

FAQページの作成

FAQページはユーザーの疑問を解決するコンテンツです。Googleはユーザーに寄り添ったサイト運営をすることを推奨しているため、FAQページはほぼ必須ページと言えます。どのようなFAQページを作成すれば良いか分からない場合は、競合他社のFAQページを参考にして作成していってください。HTML・CSSの知識が必要となるため、知識がない場合は専門家へ依頼しましょう。

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レビュー機能の追加

商品を購入する際、多くのユーザーが口コミを参考にしています。「口コミを見る」という行為は商品を購入する際の一連の流れになっていると考えられます。商品のレビュー機能は現在のECサイトでは必須機能なので、追加してください。

決済方法を取り揃える

決済方法は、コンビニ払い、代引き、銀行振り込み、クレジットカード(Visa、Mastercard、JCBなど)、電子決済等があります。また、電子決済にも様々な方法があるため、それらの決済方法にも対応しておかなければユーザービリティが下がります。決済方法は非常に様々ですが、主要な決済方法は取り揃えていきましょう。

ソーシャルボタンの設置

ソーシャルボタンとは、Twitter、LINE、Facebook、Instagramなどへページを共有するためのボタンのことです。ユーザーが商品を友達に共有しようとした際、ソーシャルボタンがないと不便ですので、ソーシャルボタンを設置しておきましょう。

レスポンシブ対応

レスポンシブ対応とは、PC、タブレット、スマホなどのデバイスでページ幅が狭くなったり、広くなったりする動作に応じて適切なページ構成やデザインになることです。Googleはレスポンシブ対応を推奨しているため、SEO対策には必須です。昔はPCページとスマホページのファイルを分けて作成されていましたが、今はある技術を使用して、PC用もスマホ用も同一ページで対応可能です。レスポンシブが未対応であれば、まずはそこからレスポンシブ対応から始めましょう。

表示速度最適化

表示速度最適化する前に、まずは現在の表示速度を確認するところから始めましょう。表示速度を確認するには、「ページスピードインサイト」を使用します。対象サイトを入力欄に入力すると、PCとスマホの両方で速度が確認できます。もし、表示速度が遅い場合、以下の対策を行います。

  • ・画像を最適化する
  • ・リソースを圧縮する
  • ・ブラウザのキャッシュを活用する
  • ・ファーストビュー以外の画像やリソースを遅延読み込みする
  • ・画像の縦幅・横幅を設定する

場合によっては、全ての対策をする必要はありませんが、おおよそ上記の対策をします。少しテクニカルな対策となるのと、上記の対策をすることで必ず改善されるわけではありません。ひとつずつ仮説を立てて改善を繰り返すことで表示速度改善ができます。

404ページ最適化

404ページとは、ページが見つからない時に表示されるページです。「お探しのページは見つかりませんでした」というページを見たことはないでしょうか。多くのサイトはその一文だけ記載されているのですが、できればページが見つからなかったユーザーに対して次のアクションを提案してあげることです。例えば「こちらのページをご覧ください」「お探しのページはこちらで見つかるかもしれません」という文言と一緒に、内部リンクを設置すると、ユーザービリティが高くなります。

不足ページの追加

不足ページの定義は、「競合他社と比較して足りないページ」「ユーザービリティを上げるページ」です。自社のECサイトを客観的に見ることで不足ページを精査していきましょう。新規ページ作成となるので、HTML・CSSなどの知識があれば、ご自身で作成しても問題ないですが、知識がない場合は専門家に依頼しましょう。

運営者情報の追加

運営者情報は、どんな人(企業)が運営しているのかの情報です。通常のコーポレートサイトであれば、会社概要が運営者情報にあたります、ECサイトの場合は、サイト名と運営者名が異なるため、サイトの信頼性を上げるためにも運営者情報を記載することをおすすめいたします。

商品ページに商品動画を追加

商品ページに商品動画を追加するのは、商品の質感や使用感をユーザーにしっかり伝えるための方法として取られます。動画を作るのは工数が掛かるため、優先度が低くなってしまいがちですが、商品購入の決め手になることもあるので、優先度を高めで実施しましょう。

外部対策(被リンク・サイテーション対策)

外部対策では、被リンクの獲得とSNSからのサイテーションの獲得です。被リンクは外部サイトからのリンクを獲得するのですが、獲得方法としては以下の通りです。

  • ・被リンク獲得に向けて営業をする
  • ・登録できるサイトには登録する
  • ・タイアップ記事を依頼する
  • ・良質なコンテンツを作成し続ける
  • ・SNSで拡散を狙う
  • ・サテライトサイトを作る(非推奨)

SEO対策とって外部対策は重要な評価項目ですが、その効果は昔と比べても大きくはありません。対策に掛かる時間に対して効果が見込めない場合もあるので、内部対策を優先的に行い、余裕があれば外部対策を実施するようにしましょう。

継続的なSEO対策を行う

SEO対策はこれだけやれば順位が上がるというものではありません。継続的なSEO対策が上位化への方法です。PDCAサイクルを回すことでSEO対策を成功させることができます。継続的なSEO対策を行っていきましょう。

【コンテンツSEO】コンテンツSEO対策によるECサイトへの集客力アップ

ここまで、ECサイトのSEO対策するにあたっての、前提、画像検索対策、王道SEO対策をご説明いたしました。最後に、コンテンツSEO対策についてご説明いたします。コンテンツSEOとは、その名の通りコンテンツ(記事)を作り、見込み客になる可能性のある多くのユーザーを集客する今では主流のSEO対策です。サイト内にコンテンツがあると、ユーザーの悩みや解決が解決するユーザービリティの高いサイトとGoogleから認識されるため、サイトの評価アップに繋がります。次からコンテンツSEOの具体的な流れについてご説明いたします。

キーワード選定を行う【ロングテールキーワードを狙う】

キーワード選定とは、ラッコキーワードやキーワードプランナーなどのキーワード抽出ツールを使用してキーワードを洗い出し、洗い出したキーワードからコンテンツにできるキーワードや効果の高いキーワードを整理することです。そしてコンテンツを作っていく際は、ロングテールキーワードと呼ばれる3語以上からなるキーワードを中心に作成していきましょう。ロングテールキーワードはユーザーの検索意図が明確であるため、上位化すれば成果を獲得できます。

ユーザーの悩み・困りごとに寄り添うコンテンツを作成する

キーワード選定を終えたら、コンテンツを作成していきます。コンテンツを作成する際の注意点として、ユーザーの悩み・困りごと、ユーザーが解決したいと思っていることをイメージして、それらに寄り添ってコンテンツを作成しなければなりません。自分が書きたいことを書くと一人よがりな内容になってしまうので、注意しましょう。以下、コンテンツ作成の流れですので、参考にして作成していってください。

  • ・キーワードを選ぶ
  • ・キーワードを検索して、競合のコンテンツを調査する
  • ・競合のコンテンツを参考にして、ユーザーが解決したいことを汲み取る
  • ・GoogleドキュメントやWordなどで見出しを作成する
  • ・見出しを基にコンテンツの中身を作成していく

コンテンツは競合調査と見出し作成の際に、その質が決まると言っても過言ではありません。競合調査と見出し作成は手を抜かずにしっかり行いましょう。

文字数には決まりはないが、3,000~8,000字が目安

コンテンツ作成の際によく頂く質問が、「コンテンツは何文字くらいが良いのか?」ということです。答えをいうと、最適な文字数というものは存在しませんが、質の高いコンテンツを書くとおおむね3,000~8,000文字前後になることが多いです。つまり、「3,000文字のコンテンツを作成するぞ!」と思いながら作成しているのではなく、「ユーザーの悩みを解決するために必要な情報を載せよう」とした結果、3,000文字になるというイメージです。文字数は結果論にしか過ぎないので、あまり気にせずにコンテンツ作成をすることをおすすめいたします。

見出しタグを最適に使用する

見出しタグとは、h1~h6タグのことを意味します。見出しタグを正確に使用することで、ユーザーとGoogleクローラに正しく情報を伝えることができます。使用方法は、h1はページ内に一つだけ使用可能で、主にタイトルに使用されます。h2以降は何度も使用しても良いですが、基本的には使ってもh4までです。h5以降は滅多ことがない限り使用することはありません。

そして、使用する際はマトリョーシカ構造を意識して使用してください。つまり、h2はh1の中に、h3はh2の中に、h4はh3の中にといったふうに使用します。また、各見出しタグの中身には必ずテキストを入れなければなりません。本記事では、「【コンテンツSEO】コンテンツSEO対策によるECサイトへの集客力アップ」がh2タグ、「キーワード選定を行う【ロングテールキーワードを狙う】」から「重複コンテンツを避ける」までがh3タグになっています。

適切なタイミングで画像を使用する

必須ではないですが、可能であれば内容の理解を手助けする画像を多く使用することをおすすめいたします。画像を適切に使用すれば、Googleもユーザービリティの高いページと認識してくれるので、プラスの評価が働きます。

投稿頻度を高く保つ【2、3日に1回の投稿が目安】

Googleはサイトの新鮮さも評価しているため、複数コンテンツがある場合は、一日に全て投稿してしまうのではなく、2、3日間隔で投稿していくことをおすすめいたします。

コンテンツ同士の繋がりも最適化する【内部リンク】

コンテンツからコンテンツへと内部リンクを適切に最適化すれば、サイトの回遊性が高まり、評価が高まります。「あるコンテンツを読んだユーザーが、別の疑問を抱きそうなタイミングで内部リンクを設置する」もしくは「関連性の高い記事への内部リンクを設置する」といった基準を設けて、内部リンクを最適化していくことをおすすめいたします。

商品ページ(カテゴリーページ)へのリンクも忘れずに設置する

Googleはリンクが集まるページの順位を上げるという仕組みがあります。そのため、コンテンツページから商品ページもしくはカテゴリーページのリンクを設置することを忘れずにしましょう。もちろん、適当に設置すれば良いわけではないので、コンテンツの内容に合った商品へのリンクを設置するようにしましょう。また、無理やり設置するくらいであれば、設置しないという選択をするのも重要です。

重複コンテンツを避ける

最後に重複コンテンツを避けるです。同一キーワードでコンテンツを作成すると、カニバリゼーションと呼ばれるSEO評価の食い合いが起こります。重複コンテンツはカノニカルタグで回避することはできますが、基本的には同一キーワードで執筆するなら、既存記事のリライトをしましょう。

まとめ:ECサイトのSEO対策は難易度が非常に高い

いかがでしたでしょうか。ECサイトのSEO対策は「SEO対策の前提」「画像検索対策(画像SEO)」「王道SEO」「コンテンツSEO」の4つから成り立っています。今回ご紹介した内容はSEO対策の一部なので、テクニカルな細かいところを含めるまだまだ対策すべきことはあります。ECサイトのSEO対策は非常に難易度が高く、本気でSEO対策をご希望されているのであれば、プロの業者に依頼するのが手っ取り早いです。PULL-NETでは、創業15年以上のECサイト制作・運営代行から得た経験・ノウハウを多数保有しております。SEO対策を得意とするコンサルタントも在籍しておりますので、ECサイトのSEO対策を本気で取り組んでいきたいという方は、ぜひお問い合わせ下さい。

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