楽天広告の種類一覧|課金形態・費用・広告の特徴などを解説!
お問い合わせはこちら 制作事例依頼
公開日 2022年09月21日  更新日 2023年10月18日

楽天広告の種類一覧|課金形態・費用・広告の特徴などを解説!

楽天広告の種類一覧|課金形態・費用・広告の特徴などを解説!

楽天広告の種類一覧

楽天市場の広告は、以下の3つの種類に分類できます。

・運用型広告
・ディスプレイ広告(楽天市場広告)
・ニュース広告

運用型広告

運用型広告とは、成果に対して広告費が発生する広告タイプです。掲載する商品を出店者側が選び、入札単価などの広告の一部分をコントロールできるため、運用型広告と呼ばれています。

成果の定義は広告によって異なります。例えば、クリック、クーポン獲得数、売上金額などがあります。

前述の成果の定義に沿った一定の成果が保証されているため、商品購入に繋げることを目的とした広告です。比較的低額から始められる広告であるため、出店したばかり、広告費が限られている方におすすめです。

運用型広告には以下の種類があります。

・RPP広告
・クーポンアドバンス広告
・楽天CPA広告
・ターゲティングディスプレイ広告
・おすすめニュース広告(店舗配信)
・おすすめニュース広告(楽天配信)

RPP広告(検索連動型広告)

RPP広告は楽天市場の検索結果画面に商品が表示される広告です。Google広告で例えると、リスティング広告のようなものです。何かしらのキーワードで検索すると、検索画面上位に[PR]の文字と一緒に商品が表示されます。

■RPP広告のメリット
・低予算から広告出稿が可能(5,000円~)
・検索結果画面上位に表示されるため、ユーザーの目に止まりやすい
・クリック課金のため、広告費が無駄になりにくい
・商品情報が広告に表示されるため、バナーなどが不要

■RPP広告のデメリット
・細かな運用が必要なため、時間がないと運用しづらい
・人気キーワードは高単価なため、広告費が消化しやすい

費用は月予算5,000円からスタート可能ですが、月予算5,000円は少ないです。例えば、1日予算5,000円の1ヵ月配信(30日)する場合は、15万円が必要です。

クーポンアドバンス広告

クーポンアドバンス広告は最適な商品値引き額を予測して発行したクーポンをユーザーに表示させ、購入を促す広告です。広告をクリックすると、クーポンが自動的に取得されます。

楽天IDでログインしているユーザーに対してクーポンの形式で配信され、購入意欲が高いユーザーをパーソナライズして自動配信されます。

表示場所は楽天市場のトップ、検索結果ページです。

■クーポンアドバンス広告のメリット
・購入促進力が高いため、購入されやすい
・目につく場所に広告が表示されるため、効率が良い
・低予算から始められる

■クーポンアドバンス広告のデメリット
・クーポンを大量に発行している店舗は他クーポンとの調整をしなければならない
・ユーザーによって表示が変わるため、不平等が生じやすい

費用は、1クリック40円〜程ですが、実際はクーポンで割引しているため、広告費以外の費用も実際かかっています。広告費と割引額を考慮して目標を決めて運用しないと、赤字になってしまうなんてことがあります。

楽天CPA広告

楽天CPA広告とは、広告経由の売上20%が広告費となる成果報酬型の広告です。設定を「有効」にするだけで、RMSに登録している商品を自動的に選択肢、ジャンルTOPのピックアップアイテム、楽天市場の特集、イベントページ、楽天グループサービスなど楽天市場以外の場所にも広告が表示されます。

■楽天CPA広告のメリット
・広告費を掛けると必ず売上ができる
・設定が比較的簡単

■楽天CPA広告のデメリット
・広告費が割高になりやすい
・広告予算の設定ができない
・広告クリック後の課金対象期間が長い(約30日)

売上の20%が広告費になるため、利益率が低い商品にはあまりお勧めできない商品です。ただし、楽天市場では売上がSEOで有利に働く傾向にあると言われているため、売上を作ってSEOで上位表示でき次第、楽天CPA広告をやめるという流れを想定するのであれば、利益率が低くても利用価値はあるかと考えられます。

ターゲティングディスプレイ広告

ターゲティングディスプレイ広告とは、希望するセグメント条件でバナー配信ができる広告です。セグメントとは、集団やまとまりを区切った区分のことで、どういうジャンル、ユーザーかなどで区切ります。

課金形態は表示に対して課金される、インプレッション課金型の広告です。インプレッション型の広告は、購入促進よりも認知拡大を目的に運用するのに向いています。

まずは購入に繋がりやすいRPP広告、クーポンアドバンス広告、CPA広告を活用したうえで、予算に余裕があれば、ターゲティングディスプレイ広告を使用するのがおすすめです。

■ターゲティングディスプレイ広告のメリット
・希望セグメントに分けて、詳細にターゲティングができる
・認知拡大ができる
・ビジュアルで訴求が可能

■ターゲティングディスプレイ広告のデメリット
・ROASが低くなりやすい
・表示されるだけで課金されるため効率が悪くなることがある
・広告枠は先着順なので、予約しなければならない
・ROASにはビュースルーコンバージョンが含まれる
(広告を見ただけで、その後にコンバージョンした場合もカウントされる)

おすすめニュース広告(店舗配信)

※2022年9月30日を持って終了し、メルマガ配信機能に統合される予定です。

おすすめニュース広告の店舗配信は、自店舗のメルマガ購読者リストに対して、配信条件を設定し、作成したメール内容を自動配信する方法です。いわゆる、ステップメールやシナリオメールと呼ばれるものです。

広告掲載料金は1クリック50円の成果報酬型です。特定の商品を購入したメルマガユーザーにおすすめの商品を紹介するなど、ユーザーによってメール配信してリピートを促せます。

■おすすめニュース広告(店舗配信)のメリット
・リピーターを獲得できる
・一度原稿を作成して設定すれば、自動で適切なタイミングで配信が可能
・シナリオに合わせてメール配信ができる

■おすすめニュース広告(店舗配信)のデメリット
・新規顧客獲得には向いていない
・頻繁に商品が入れ替わる場合、原稿を都度変更しなければならない

おすすめニュース広告(楽天配信)

※2022年9月30日を持って終了し、RPP広告に統合される予定です。
おすすめニュース広告(楽天配信)は、楽天市場が配信するメールマガジンにユーザーの行動履歴を元に、選定した商品が自動で掲載される配信方法です。

広告掲載料金は1クリック50円の成果報酬型です。先ほどの店舗配信のニュース広告と異なり、楽天配信は新規顧客向けの広告です。

■おすすめニュース広告(楽天配信)のメリット
・新規顧客にアプローチができる
・メール原稿が必要ない

■おすすめニュース広告(楽天配信)デメリット
・配信先を選べない、細かい運用ができない

ディスプレイ広告(楽天市場広告)

ディスプレイ広告(楽天市場広告)とは、画像形式で楽天市場内に掲載される広告です。楽天スーパーセールの大型イベント、母の日、父の日などのイベント、各ジャンルページに入稿した広告が掲載されます。

掲載保証型の広告のため、広告枠が決まった価格を購入する形の広告です。たとえば、電車内広告、雑誌の広告、新聞広告などに似た性質の広告といえます。

費用は広告枠に対して支払うため、成果が必ずしも保証されていません。そのため、広告枠の選定は慎重に行う必要があります。

また、ディスプレイ広告は人気の枠は希望しても購入できない場合があり、管理画面から一般販売される前に優先販売が行われており、まとまった広告枠を購入する店舗が優先して抑えることができます。

ディスプレイ広告(楽天市場広告)には以下の種類があります。

・大型イベント広告
・シーズナル広告
・通常ディスプレイ枠

大型イベント広告

楽天スーパーセールなどの際に、配信できる広告です。広告掲載費用は5万円からですが、広告枠によって露出が変化します。イベント時は楽天ポイント還元率アップ、割引率が高くなったりするため、イベントの盛り上がりに合わせて売上を最大化する際に適した広告です。

お得に商品を買いたいというユーザーが集まるため、衝動買いされやすい商品が大型イベント広告に向いています。広告枠に合わせて画像の用意やキャッチコピーなどを入稿して配信可能となります。

■大型イベント広告のメリット
・イベント時の購入意欲の高いユーザーに訴求できる
・多くのユーザーへの認知拡大チャンスを得られる

■大型イベント広告のデメリット
・ターゲットを絞ることができないため、ROASが低くなりやすい
・高額商品、ニッチ商品は向いていない
・プロモーションメニューから購入できない

シーズナル広告

シーズナル広告とは、母の日、父の日、敬老の日など季節やイベントなどの商戦に合わせた特集ページに掲載できる広告のことです。

カニ特集、母の日特集などのページが楽天市場に掲載されるため、その掲載枠に商品を掲載するイメージです。

特集ページが公開される日が決まっているため、シーズナル広告を検討する場合は、スケジュール管理と事前準備が成功のカギとなります。

・枠の選定/申込…イベント日(期間)の約3ヶ月前
・入稿…イベント日(期間)の約2ヶ月前
・掲載…イベント日(期間)の約1~1.5ヶ月前

人気の枠はすぐに売れるため、掲載を検討する場合は早めにECCに相談しましょう。

■シーズナル広告のメリット
・購入意欲が高いユーザーに販売ができる
・商品カテゴリ別の特集ページの場合、該当商品を掲載すれば売れやすい

■シーズナル広告のデメリット
・人気枠の掲載費用は高い
・スケジュール管理が必要

通常ディスプレイ枠

楽天市場のジャンルページ、タイムセール枠などに掲載する一般的なディスプレイ広告です。毎月販売しているため、好きなタイミングで枠を購入して広告掲載ができます。

基本的には認知拡大を目的として掲載をする広告で、タイムセールやポイントなどをフックに購入を促していきます。

ニュース広告

ニュース広告とは、楽天市場の会員に向けて、広告としてメールマガジンを配信する広告です。楽天市場が保有する会員に向けて配信できるため、売上拡大を目的とした場合に適した広告です。

いわゆる、チラシ広告に似ています。短期的な売上を獲得できるため、ランキングに掲載され、ランキングからアクセスを狙った購入を狙うことも可能です。(ランキング戦略)

費用は配信する広告枠によるため、楽天市場の担当者に確認しましょう。

■ニュース広告のメリット
該当の商品カテゴリが欲しいと思っている新規ユーザーに訴求ができる
上手く軌道に乗れば、ランキング掲載され売上拡大がより狙いやすい

■ニュース広告のデメリット
配信対象者が多いため、アクセスが取れても広告費用対効果が悪くなる可能性がある

まとめ

以上が、楽天市場の広告の種類です。課金形態や広告効果、掲載目的、予算などに応じて適切な広告を選択肢、効果を最大限発揮させていきましょう。
楽天市場の広告運用をご検討中の方は、ぜひPULL-NETにご相談下さい。広告設定〜バナー作成などをサポートできます。売上を伸ばしたいという方もご相談いただけましたら、全力でサポートいたします。