リスティング広告の部分一致とは?仕組みや活用方法を徹底解説!
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公開日 2021年08月24日  更新日 2021年08月18日

リスティング広告の部分一致とは?仕組みや活用方法を徹底解説!

リスティング広告の部分一致とは?仕組みや活用方法を徹底解説!
リスティング広告の部分一致について詳しく知りたい!とお考えではないでしょうか。リスティング広告の部分一致は、キーワード設定方法のひとつで、設定したキーワードに関連性のあるキーワードにも広告を表示させるマッチタイプです。また、マッチタイプの中でも最も出稿範囲の広いマッチタイプです。

ここでは、リスティング広告の部分一致の概要や仕組み、活用方法などについてご紹介いたします。

リスティング広告の部分一致とは?

リスティング広告の部分一致とは、設定したキーワードだけでなく、関連するキーワードに対しても広告が表示される設定のことです。以下、部分一致の仕組みやメリット・デメリットについてご紹介いたします。

部分一致の仕組みについて

部分一致は、設定したキーワードと関連性の高いキーワードにも広告が表示されるという仕組みです。例えば、「自転車」というキーワードを部分一致で設定すると以下のようなキーワードでも広告が表示されます。

  • ・「自転車 購入」
  • ・「自転車 趣味」
  • ・「自転車 安い」

また、部分一致では設定したキーワードの語句が含まれていなくても、関連性の高いキーワードであれば表示されることがあるという特徴があります。例えば、先ほどの「自転車」の例でいうと、「クロスバイク」「キッズサイクル」といったキーワードでも表示されます。ちなみに、Yahoo!広告とGoogle広告においてキーワードの関連度合いを決めているのは、どちらもGoogleと言われているため、Yahoo!広告とGoogle広告で部分一致の仕組みに大きな違いはないと考えられます。

部分一致のメリット

部分一致のメリットは「CVに繋がりやすいキーワードの発掘」です。リスティング広告出稿前にいくつかキーワードを選定しますが、それでもユーザーが実際に検索しているキーワードというものは多数あります。そのため、部分一致で設定しておくことで、いわゆる「隠れたキーワード」というものを見つけ出せることがあります。

部分一致のデメリット

一方、様々なキーワードにも広告を表示させ、クリックを誘発させてしまうため、CPAが悪化することがあります。すべてのキーワードを部分一致で設定してしまうと、見込みの低いユーザーに対しても広告が表示されてしまうため、費用対効果の部分で悪い数値を出してしまいます。初期の運用段階であれば、このような事態が起きてしまうこともありますが、後からマッチタイプを変更したり、除外キーワードを設定することで改善していきます。

リスティング広告の部分一致と他のマッチタイプについて

次に、部分一致と他のマッチタイプについてご紹介いたします。

部分一致と完全一致の違い

完全一致とは、キーワードとまったく同じ意味または意図の検索が、広告の表示対象となるマッチタイプです。部分一致では、設定したキーワードと関連性が高いキーワードでも広告が表示されますが、完全一致では、設定したキーワードのみで表示されます。

完全一致出は、広告表示範囲に拡張性はないため、新たなキーワードを発見するのには向いていません。しかし、検索ボリュームの多い単一キーワードであれば、完全一致で設定しておくと、効率的に見込みが高いユーザーへアプローチができるメリットがあります。

部分一致とフレーズ一致の違い

フレーズ一致とは、設定したキーワードと同じ意味の内容を含む検索が広告の表示対象になります。文言に差があっても、同じ意味に解釈できる場合は一致と見なされます。また、設定したキーワードに別のキーワードを追加した場合も表示されます。

フレーズ一致は設定したキーワードが含まれていない場合は部分一致のようには表示されません。設定したキーワードに対して、順序が入れ替わったり、新たなキーワードが追加された場合は広告が表示されます。

フレーズ一致のポジションとしては、部分一致より絞り込んで、完全一致より柔軟に対応できるマッチタイプだと考えると分かりやすいでしょう。

マッチタイプの優先度

マッチタイプには優先度というものが決められており、仮に部分一致、フレーズ一致、完全一致で全て「自転車」と設定しておくと、どのマッチタイプを使用して広告を表示させるかが決まります。優先度は以下の通りです。

完全一致 > フレーズ一致 > 部分一致

例えば、「自転車」と検索したユーザーには完全一致、「自転車 購入」と検索したユーザーにはフレーズ一致、「ロードバイク 購入」と検索したユーザーには部分一致が適用されます。

また、各マッチタイプに異なるキーワードが設定されていても、ユーザーの検索したキーワードと設定しているキーワードの一致率で高いほうが優先的に表示されるようになっています。

例えば、「自転車」のキーワードをフレーズ一致、「自転車 購入」のキーワードを部分一致で登録している場合、「自転車 購入 白色」というキーワードでユーザーが検索すると、より語句の一致率の高い部分一致が優先的に反応して広告配信されます。

リスティング広告の部分一致の効果的な活用方法

ここでは、リスティング広告の部分一致の効果的な活用方法についてご紹介いたします。

部分一致はキーワードの調査する際に役立つ

部分一致のメリットの箇所で記載した通り、部分一致は「CVに繋がりやすいキーワードの発掘」に役立ちます。CV数が頭打ちになってきたという場合は、新たなキーワードを探してみるために、部分一致を活用してみましょう。

リスティング広告開始直後は部分一致にする

リスティング広告開始直後は一部のキーワードを部分一致にすることで、最適化を図るという戦略もあります。自身で行ったキーワード選定飲みでは、クリック数やCV数に限界があるため、あえて運用直後はデータ集めを兼ねて部分一致で配信することをおすすめいたします。

ただし、予算に余裕がない場合はある程度、完全一致とフレーズ一致を組み合わせてリスティング広告を運用しなければ、すぐに予算を消化してしまうので、気を付けましょう。

CVのあるロングテールキーワードの登録

ロングテールキーワードとは、3語以上のかけ合わせキーワードのことを指します。掛け合わせるキーワードが多ければ多いほど、ユーザーの検索意図はより明確になるため、CVに繋げやすいという特徴があります。

もし、CVが発生しているロングテールキーワードを発見できれば、部分一致に設定しておくことで、そのキーワードと関連性の高いキーワードで広告が表示されるようになります。

元々のキーワードがCVに繋がりやすいキーワードなので、関連性の高いキーワードもCVに繋がりやすい場合がありますので、一度試してみましょう。

指名キーワードの部分一致

会社名や自社の商品・サービス名を指名キーワードといいます。指名キーワードで検索しているユーザーは、会社名や商品、サービスについてすでに認知している層であり、さらに興味・関心を抱いている可能性があります。そのため、部分一致でリスティング広告を出稿しておくことで、効率的に集客をできます。

例えば、会社名や商品・サービス名で部分一致しておくと。「会社名 評判」「商品 性能」などといったキーワードで広告を表示させることができます。また、完全一致やフレーズ一致と異なり、会社名や商品・サービス名が含まれていなくても、関連性が高ければその他のキーワードでもユーザーを集めることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。リスティング広告の部分一致を正しく扱うことで、CVに繋がるキーワードの獲得や、完全一致やフレーズ一致では拾えない様々なキーワードで広告を表示させることができ、効果的にユーザーを集客できます。

しかし、部分一致で広告を配信すると関係のないキーワードや効果が薄いキーワードでも広告が表示されるため、予算の消化が早まったり、CPAが高騰したりしまうことがあります。除外キーワードの設定をしたり、キーワードの管理をしなければなりませんが、本業務の傍ら行うにはなかなか難しい面もあるかもしれません。

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