Webサイトからの問い合わせが増えない原因と改善の手順 |株式会社PULL-NET
公開日 2026年09月22日  更新日 2026年09月23日

Webサイトからの問い合わせが増えない原因と改善の手順

Webサイトからの問い合わせが増えない原因は「流入不足」「導線の不備」「信頼感の欠如」の3層に分類でき、どの層が弱いかをデータで特定してから施策を選ぶことが改善の前提です。大阪の中小企業がWeb制作会社を選ぶ際は、制作後の改善支援体制・近い業種の実績・補助金活用の提案ができるかの3点を軸に判断することをお勧めします。

Webサイトからの問い合わせが増えない主な原因は、「流入不足」「導線の不備」「信頼感の欠如」の3つに分類できます。原因を正しく特定してから手を打つことが、改善を短期間で実感するための条件です。

原因を特定しないまま「フォームを変えた」「ボタンの色を変えた」といった施策だけを繰り返しても、効果は限定的です。本記事では、PULL-NETが支援現場で使っている原因分類の枠組みと、改善の進め方を順番に説明します。

Webサイトからの問い合わせが増えない原因として何が考えられますか?

問い合わせが増えない原因は「流入不足」「導線の不備」「信頼感の欠如」の3層で整理すると、対策の優先順位が決めやすくなります。

Webサイトの問い合わせ数とは、訪問数・導線の設計・コンテンツへの信頼の3つが掛け合わさった結果です。1つでも極端に弱ければ、ほかをどれだけ改善しても成果が出にくくなります。

以下に代表的な原因を層ごとにまとめます。

第1層:流入不足(そもそも見られていない)

  • 検索エンジンからの流入が少なく、月間訪問者数が数十〜数百人にとどまっている
  • ターゲット層が使う検索キーワードで上位に表示されていない
  • SNS・MEO(マップ検索最適化)など、検索以外の流入経路が整備されていない
  • AI検索(ChatGPT / Gemini / Perplexityなど)で自社サイトが参照されていない

第2層:導線の不備(見てもらえているが行動につながらない)

  • 問い合わせフォームへのリンクが見つけにくい
  • CTA(Call To Action:資料請求・相談申込などの行動を促すボタンや文言)が1か所だけ、あるいは存在しない
  • スマートフォンでフォームが使いにくい
  • 入力項目が多すぎて途中で離脱される

第3層:信頼感の欠如(興味はあるが不安で問い合わせられない)

  • 実績・事例・料金の目安が掲載されていない
  • 「問い合わせ後どうなるか」が書かれていない
  • デザインが古く、運営されているか不安を感じさせる
  • 会社概要・代表者情報が薄い

この3層は同時進行で存在することが多く、データを見て「どの層が最も弱いか」を判断してから施策を選ぶことが重要です。

原因を特定するためにまず確認すべきデータや指標は何ですか?

Google アナリティクス(GA4)とSearch Consoleの2つで、流入・行動・離脱のどこに問題があるかを概ね特定できます。

原因の層ごとに見るべき指標が異なります。下表を参考に、自社サイトの状態と照らし合わせてください。

確認する層 使うツール 見る指標 判断の目安
流入不足 Search Console 表示回数・クリック率・掲載順位 クリック率が低い場合は見出し・ディスクリプションの見直しを検討してください(目安は業種・クエリにより異なります)
流入不足 GA4 セッション数・チャネル別流入 月間セッションが数百以下なら流入改善を先行
導線の不備 GA4 エンゲージメント率・フォームページの直帰率 フォームページの直帰率が高い場合は導線・UI見直しを検討してください(目安は業種・ページ構成により異なります)
信頼感の欠如 GA4 会社概要・実績ページの閲覧数 検討者の多くはこれらのページを確認する傾向があります。流入が少ないなら掲載不足の可能性があります

GA4とSearch Consoleを導入していない場合は、まずその設定から始めます。データなしで施策の優先順位を決めることは、地図なしで目的地へ向かうのと同じです。

PULL-NETでは、HubSpot CRM(顧客管理システム)と連携することで「問い合わせフォームの送信→担当者への通知→商談管理」までを一元管理し、どのページ・どの経路から問い合わせが来たかを可視化する支援を行っています。ツールを入れた後の運用設計まで含めてご相談いただける点が、弊社の支援の特徴です。

CTA・フォーム・導線で改善効果が出やすいポイントはどこですか?

改善効果が出やすい順は「フォームの入力項目削減」「CTAの設置箇所追加」「スマートフォン表示の最適化」の順で、いずれも制作費をかけずに着手できるものが多いです。

CTA(Call To Action)とは、「無料相談はこちら」「資料をダウンロードする」など、訪問者に次の行動を促すボタンや文言のことです。CTAが1か所しかない場合、ページを下まで読んだ人が行動しづらくなります。

フォームで最初に見直す3点

  1. 入力項目を必要最低限に絞る。 氏名・メールアドレス・お問い合わせ内容の3項目で始め、追加情報は返信時に聞く。
  2. 送信後のサンクスページに「次のステップ」を書く。 「〇営業日以内に返信します」と明示するだけで不安感が下がる。
  3. 電話番号やLINEなど、複数の連絡手段を用意する。 フォームへの心理的ハードルが高い層が取りこぼされにくくなる。

CTAで最初に見直す3点

  1. ページの上部(スクロールせずに見える範囲)に1つ置く。 最後まで読まない訪問者を取りこぼさないため。
  2. ページ途中のコンテンツが切れる場所にも設置する。 「読んで関心が高まった瞬間」に行動できる構造にする。
  3. ボタン文言を「お問い合わせ」から「無料で相談する」などに変える。 何が起きるかが具体的なほうがクリックされやすい。

PULL-NETでは、WordPressプラグインのカスタム開発で「特定のページを訪問したユーザーに対してCTAの文言を自動で切り替える」仕組みを構築した事例があります。大がかりなシステムでなくても、プラグインの組み合わせで導線を改善できるケースは多くあります。

大阪の中小企業向けにWebサイト制作を依頼できる会社を選ぶポイントは何ですか?

大阪の中小企業がWeb制作会社を選ぶ際の判断軸は、制作後の改善支援・近い業種規模の実績・補助金活用の提案があるかどうかの3点です。

Web制作会社を選ぶポイントとは、サイトを「作る」だけでなく「成果を出し続ける」支援ができるかを見極める基準のことです。公開後に改善が止まるケースが中小企業では多く、制作後の支援体制こそが会社選びで最も差が出る点です。

確認項目 確認の方法 注意点
制作後の改善支援があるか 提案書・契約内容を確認 「制作のみ」で終わる会社は多い
近い業種・規模の実績があるか 事例ページ・ポートフォリオを確認 掲載可否は顧客の意向による
CMS(更新システム)は使いやすいか デモ環境で操作を確認 更新できないサイトは情報が古くなる
補助金活用の提案があるか 初回相談時に確認 IT導入補助金・小規模事業者持続化補助金が利用できる場合がある
問い合わせ後の対応スピード 問い合わせして実際に測る 制作中・納品後の対応も同程度と考える

PULL-NETは大阪を拠点に、Web制作・Shopify等のEC構築・HubSpot導入・AI活用支援を一体で提供しています。IT導入補助金や小規模事業者持続化補助金を活用した提案も行っており、予算の制約がある中小企業でも取り組みやすい形での支援を心がけています。

補助金は申請時期や要件が毎年変わります。利用を検討する場合は、最新情報を中小企業庁や各都道府県の支援窓口で確認してください。

PULL-NETが「制作後の改善まで対応できる」といえる根拠

弊社の支援はWebサイトの公開で完結しません。HubSpot CRM・MA(マーケティングオートメーション)の導入・運用支援により、問い合わせフォームの送信から商談・受注までの流れを一元管理する体制を整えています。また、WordPressプラグイン開発による業務自動化(問い合わせ受付から担当者への振り分け通知など)も組み合わせることで、公開後も改善を止めない運用を支援しています。

制作会社と継続的に改善を進める体制はどう作ればいいですか?

継続改善の体制づくりには、月次のデータ共有と「仮説→施策→検証」を回す役割分担・会議体を最初に決めることが重要です。

「サイトを作ったら終わり」という関係では、問い合わせ数の改善は難しくなります。Webサイトは公開後も市場環境・競合・検索アルゴリズムの変化を受け続けるため、定期的な見直しが前提です。

継続改善の体制に最低限必要な要素は以下の3つです。

  1. データを見る習慣と担当者の決定。 GA4・Search Consoleの月次レポートを制作会社と共有し、担当者が読めるようにする。
  2. 月1回程度の改善会議。 前月の数値を確認し、翌月の施策を1〜2つ絞る。多くの施策を一度に進めると効果の原因が分からなくなる。
  3. 問い合わせからの商談・受注の記録。 Webからの問い合わせが「質の高いリード(見込み顧客)」につながっているかを確認しないと、フォーム数を増やしても意味がない場合がある。

PULL-NETでは、HubSpot CRMとMA(マーケティングオートメーション:見込み顧客への自動フォロー機能)を導入し、問い合わせフォームの送信から商談・受注までの流れを一元管理する体制を支援しています。「どのコンテンツを読んだ人が問い合わせに至ったか」を把握することで、次の施策の根拠が生まれます。

PULL-NETが問い合わせ改善支援で最初に確認する項目は何ですか?

PULL-NETが最初に確認するのは、GA4・Search Consoleのデータ有無、フォーム送信数と離脱箇所、問い合わせ後の対応フローの3点です。

この3点を確認するのは、「ツールを入れれば改善する」という前提で進めると、原因が別の層にあった場合に無駄な投資になるためです。まず現状を把握し、問題の層を特定してから施策を提案するのが弊社のスタンスです。

初回ヒアリングで確認する主な項目

  • GA4・Search Consoleが導入されているか、データは何か月分あるか
  • 月間のセッション数・問い合わせ数の現状値
  • フォームの入力項目数と、送信後のサンクスページの有無
  • スマートフォンでの表示・操作の確認
  • 問い合わせが来た後の対応フロー(誰が・何時間以内に返信するか)
  • 競合サイトとして意識している会社が何社かあるか

弊社では、初回の現状確認をもとに「流入・導線・信頼」のどの層から手を付けるべきかを整理し、優先順位の高い施策から着手する進め方をとっています。WordPressサイトの場合はプラグイン開発による業務自動化(例:問い合わせ受付から担当者への振り分け通知など)も組み合わせることで、改善の手間を抑えながら成果につながりやすい仕組みを整えることを目指しています。

まずは現状のサイトデータと課題を持ち寄り、どの層から改善を始めるべきかを一緒に整理することからお気軽にご相談ください。

監修:安井崇(株式会社PULL-NET、Web制作・EC・CRM導入・AI活用支援の実務経験20年)

よくある質問

問い合わせが月1〜2件しかない場合、最初に手を付けるべきは流入改善ですか、それともフォーム改善ですか?

まずGA4でセッション数を確認してください。月間セッションが数百以下であれば流入改善を優先します。セッション数がある程度あるにもかかわらず問い合わせが少ない場合は、フォームの入力項目削減やCTAの設置箇所追加から着手するほうが効果が出やすい傾向があります。どちらか一方だけを見て判断すると、原因と対策がずれてしまうことがあるため、データを見てから優先順位を決めることが重要です。

IT導入補助金や小規模事業者持続化補助金はWebサイト制作に使えますか?

要件を満たす場合に活用できることがあります。IT導入補助金はソフトウェア・システムの導入費用が対象となるケースが多く、Webサイトそのものよりもツール・CRMの導入費用に適用されることが一般的です。小規模事業者持続化補助金は販路開拓を目的としたWebサイト制作費用が対象になる場合があります。いずれも申請時期・要件・上限額が毎年変わるため、中小企業庁や各都道府県の商工会・商工会議所の窓口で最新情報を確認してください。

AI検索(ChatGPT・Gemini・Perplexityなど)で自社サイトが引用されるようにするには何が必要ですか?

AI検索に引用されやすくするには、各ページが「1つの質問に対して明確な答えを返す」構造になっていることが重要です。具体的には、見出しを質問文にする・見出し直下に要約を置く・定義文を含める・FAQを構造化データ(JSON-LD)で記述するといった対応が有効とされています。PULL-NETでは自社ブログをAI検索向けに設計した構造で運用しており、ChatGPT・Gemini・Perplexityでの自社言及状況を月次で定点観測しています。

最終更新日: 2026年9月23日