写真の魅力は背景で決まる!商品撮影の背景パターンを紹介
お問い合わせはこちら 制作事例依頼
公開日 2022年07月09日  更新日 2022年07月25日

写真の魅力は背景で決まる!商品撮影の背景パターンを紹介

写真の魅力は背景で決まる!商品撮影の背景パターンを紹介
撮影の主役は商品ではありますが、背景はその主役を引き立たせる脇役であり、とても重要です。

実際に背景の役割として

・写真の雰囲気を作り出す
・主役である商品を強調させることが出来る
・使用状況などを説明

とあげられています。

今回は、おすすめの背景パターンや材料を紹介したいと思います。背景にお悩みの方、個人的にも「映える」写真を撮りたい方必見の内容となっています。

商品撮影でおすすめの背景パターン

様々な背景色やデザインがありますが、どの商品にどの背景がいいのかなどがいまいちという方が多いと思います。この章では、それぞれの背景がどのような効果をもたらすのかなどを解説していきたいと思います。

無地の白背景

一般的には「商品撮影の際は白色がいい」と言われていますが、なぜ白色がいいのでしょうか?白色背景だと、商品と背景の境目が視覚的に判別しやすいからと言われています。結果、商品を分かりやすく見せることが出来ます。

シンプルな色つき背景

白ではなくシンプルな色付きの背景を選ぶ場合は注意が必要です。単色背景を選ぶときには、色が濃くなるにつれて商品の印象が重く硬い印象となってしまいます。

また、商品によって、背景色を変えるとなると、WEBショップなどの場合はサイト自体に統一感が出づらくなり、サイトの印象もよくなりません。

背景色をパステル調の色にすることで柔らかい印象の商品写真にすることが出来ます。また、撮影する商品の同系色もしくは補色となる背景がおすすめです。

複数色を組み合わせた背景

複数色の背景紙を組み合わせることでおしゃれさを演出できます。色を組み合わせる場合には2〜3色程度がよいとされています。それ以上の色を組み合わせると、見栄えが悪くなるため、おすすめできません。

ブランドイメージや商品デザインが複数色で構成されている場合は、同じ色を使うことでまとまりが出て、ブランドイメージを再現することも可能となります。

タイル調

Instagramなどで見かけるタイル調の壁紙も定番で人気があるデザインです。タイルは洗面所やバスルームを連想させることが多くプライベートな空間の印象を抱かれることが多いです。

化粧品やバス用品などといった、洗面所やバスルームで使用するものや落ち着いた印象を与えたい時などに効果的と思われます。

レンガ調

レンガ調壁紙も定番で人気のあるデザインです。レンガ調壁紙は、本物のレンガを使用することもできますが、レンガ調の壁紙などでの代用も可能となっています。こちらのレンガ調も落ち着いた印象を与えたい時などに効果的と思われます。

大理石調

大理石調は高級感を訴えたい時に最適な壁紙と言えるでしょう。大理石自体のイメージが、高級な外資系のホテルといったイメージがあるため、高級感をアピールするにはもってこいの壁紙だと思います。

かといって、大理石そのものを用意するのは簡単ではないため、プリントされた紙であれば、簡単に使用できるでしょう。特別な日に使うアイテムや、ご褒美に買いたいジュエリーなどの撮影におすすめです。

木目調

木目調は印刷された壁紙を使用する場合と、実際の木材を設置する場合とで仕上がりが異なってくるため、注意が必要です。

また、実際の木材を使用する際も材質や塗装の有無などで印象が大きく異なって来ます。木材は活動的なイメージを抱かせたい場合に多用されます。
活動的だけど、控えめな印象なので、使い方や仕上がりなどに注意すれば使い勝手が良いものだと思います

コンクリート調

コンクリートの色彩がくすんだ色合いのため、主役の商品を引き立てたい際に使用するのがおすすめです。

またアパレル商品など、屋外で撮影する際にもおすすめの背景となっており、モデルの表情や雰囲気を引き立ててくれます。

ただ実際のコンクリート使用の際は私有地などで使用許可が必要になる可能性もあります。
自宅に壁紙として用意し、公園や学校などのコンクリート壁がある場所を知っておくと良いでしょう。

英字新聞

洋風なイメージを抱かせたいなら、英字新聞がおすすめです。

英字新聞は安く手に入るうえに、演出の幅も広がること間違いなしです。また、画面上のアクセントとしても使用することが可能ですが、使い方を誤るとわざとらしい写真となってしまいます。

初心者が背景として使用するには難易度が高いかもしれません。

コットン

コットンの様な柔らかい布地が1枚あれば、散らかっている周辺を隠すこともできます。また天井からつるし、背景を使ってイメージを大きく変えることも可能です。

大きなベッドシーツでも代用は可能です。遊びを持たせると優雅な雰囲気になり、アレンジひとつで様々な印象を与えられる万能な背景と言えるでしょう。

人工芝

人工芝の背景は、活発なイメージを抱かせたいスポーツ用品などの販売などに効果的と言われています。

人工芝の壁紙や壁面に人工芝をかけることで屋外写真のような仕上がりとなります。

人工芝が緑なので赤系の商品を撮影する際にも有効的ともいわれています。室内で照明を使用する際は赤色が勝ったライティングを用意すると良いでしょう。

ハウススタジオや自宅の背景

使用しているイメージを抱かせたい場合には、ハウススタジオや自宅を使用することをお勧めします。特に自宅の場合は商品以外にも色々映り込み、画像から得る情報量が多くなってしまいます。

カメラをポートレート機能にして背景をぼやかし、背景から物をよけてみるなどの対策が必要かもしれません。

アクリル板

アクリル板を背景として使用する際に、2種類のアクリル板があることを認識しておく必要があります。

1つ目はアクリル板自体に色味や光沢があり、反射するもの。2つ目は透明なアクリル板です。

1つ目は被写体を反射させて使用することが出来るため、立体的に商品を撮影したいときにおすすめです。2つ目は、透明感を利用して、撮りたいものを浮かせて撮影したい時などにおすすめです。

商品撮影でおすすめの背景グッズ

ここまでおすすめの背景パターンについて解説しました。この章では、おすすめの背景グッズについて解説したいと思います。

背景紙・画用紙

王道の背景グッズとしては紙が挙げられるでしょう。紙を使用することで撮りたい商品をしっかりと伝えることが出来ます。

フリマサイトや、ECサイトでも多用されているのが紙となっています。紙は比較的入手もしやすく、安価なため導入が簡単かと思われます。

特にこだわりがない場合などは一般的な白色の画用紙などを用意すると良いでしょう。

次に入手しやすいのは、布があげられます。布はアレンジの幅が大きく、1枚あれば様々な表情の写真を撮ることも可能です。

また、ベッドシーツやカーテンでも代用は出来るため、比較的容易に導入でき増が、布の素材によってはしわになりやすく使用前にアイロンが必要な場合があります。また、水気のある商品の撮影には不向きです。

リメイクシート

リメイクシートとは、ホームセンターなどで購入することが出来る貼り付け可能なシートの事です。裏側が粘着テープとなっていますが、はがさずに使用することが出来ます。

リメイクシートは、レンガ調や大理石調といった様々な種類のデザインがあるため、世界観を演出したい場合やなどに利用するのがいいかも知れません。

使用する際は、段ボールや厚紙にリメイクシートを貼り付けて使用するとはがれにくいですが、連続して使用すると捲れて来たりします。しっかりと粘着させたうえで使用するようにしましょう。

PVCシート

PVCシートとは、プラスチック素材で出来たシートの事で紙のように扱うことが出来る背景におすすめのグッズです。使用方法は紙と同様に使用する事が可能です。

ただPVCシートはプラスチックのため、紙や布だとふやけ、しみになってしまう水気のある物の撮影も可能となっています。ホームセンター等でも購入可能なため、紙の代用品として重宝されています。

撮影ボックス

撮影ボックスは、小物であり、ECサイト用に商品を撮影する際におすすめです。撮影ボックスがあれば、天候や時間に関係なく同一条件下での写真を撮影することが可能です。

注意点としては、撮影ボックスは収納スペースが必要となる点です。折りたたんでの収納が可能ですが、場所の確保がどうしても必要となります。よって、場所を確保できない場合や、一度きりの使用にはおすすめできません。

次に撮影ボックスより大きいものは撮影が出来ないため、サイズが決まっていない場合や撮影ボックスより大きなものには使用できません。

100均グッズ

撮影ボックス以外のグッズに関しては全て100円均一で購入することが可能なため、試しに使ってみたいという場合には、100均グッズを使用してみましょう。

100円均一には、包装紙等であれば、小物の撮影で十分すぎる大きさのものが購入できるかと思いますし、リメイクシートも立体的なレンガ調などのシートが販売しています。

質感などを確認して、購入してみるとよいでしょう。

まとめ

ここまで、背景について解説してきましたが、まとめると以下の通りです。

・背景は、商品と同じくらい撮影には重要なものである
・それぞれの目的に応じた背景を使用することで印象が変わる
・100均などで質感を調べベストな背景を探してみる

背景選択は一歩間違えると写真の仕上がりが自分の想像していたものと正反対になってしまう可能性があります。しっかりと確認したうえで、素敵な背景を選んでください。