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公開日 2022年09月18日  更新日 2022年12月29日

【2023年版】楽天市場のSEO対策で売上アップする実践的な4つ+αの方法

【2022年版】楽天市場のSEO対策で売上アップする実践的な4つ+αの方法

楽天SEOとは

楽天SEOとは、楽天市場内の検索エンジン最適化を行い、自分の商品を特定のキーワードで検索上位表示(1ページ目)を目的とした技術のことです。
いわゆる、Google検索エンジンのSEO対策と似たような対策です。別名「楽天内SEO対策」「楽天検索エンジン最適化」とも呼ばれています。
楽天の検索結果は1ページ目に45商品が表示されます。つまり、1ページ目に表示されることを目的にする楽天SEO対策の場合は、45番目以内の表示を目指します。
Google検索結果は1ページ目には10サイトしか表示されないため、検索結果の表示数は大きな違いの一つです。

楽天SEOと通常のSEOとの比較

前述で少し触れましたが、楽天SEOと通常のSEO(Google検索エンジン対策と定義)にはいくつか違いがあります。ここでは、楽天SEOと通常のSEOの違いは説明いたします。

対策の考え方

楽天SEOと通常のSEOの考え方は似たところも多いですが、後程触れますが、楽天は商品の売上や、商品レビュー数などを評価している傾向にあると考えられます。もちろんコンテンツ内容も評価指標と考えられますが、通常のSEO対策と比較しても、指標の重要性は高くないかと考えられます。

※もちろん、楽天SEOでもコンテンツ内容は重要指標です、あくまでも評価度合いは通常SEOのほうが強いということです。

ただ、内部対策(タイトル、説明文など)は似ているため、全てが異なるということではありません。通常のSEO対策がある程度知識がある場合、楽天SEOは取り組みやすいでしょう。

効果の違い

効果の違いはほとんどありません。上位表示を実現することで楽天SEOでは「商品ページ」、通常のSEOであれば「ウェブサイト」へアクセスが増えます。

また、楽天市場は直接商品を販売している性質から、購入が最終ゴールです。

一方、通常のSEOはECサイトであれば楽天市場と同じ効果を得られますが、コーポレートサイトであれば、問い合わせや見積もり依頼がゴールになります。最終ゴールが変化する違いはあります。

もう一つは、楽天SEOは通常のSEOと比較しても効果が出やすいことです。Googleはページ公開、修正した後のインデックス(ページが検索結果に表示されるようになること)、ページの再評価にやや時間がかかりますが、楽天市場は基本的にはすぐにインデックス、再評価がされるため、効果が表れる速さが異なります。

楽天SEOでできないこと

楽天SEOでは、外部へのリンクを貼り付けることができません。外部へのリンク設置も通常のSEOでは評価の対象になると考えられていますが、楽天SEOではモールのルール上できないため、覚えておきましょう。

楽天SEO対策の実践的な4つの方法

ここからは楽天SEO対策の実践的な以下の4つの方法を紹介いたします。

・キーワード選定
・商品名などの内部対策
・カテゴリ選択
・レビュー対策

キーワード選定

キーワード選定とは、上位表示を目指したいメインキーワードを決定し、メインキーワードに関連するキーワード(関連キーワード)を洗い出し、最終的にどのキーワードで上位表示を目指すかを決める作業です。

キーワード選定で大事なのことは、「検索ボリューム」「キーワードの購入確度」「商品との関連度の高さ」です。誰も調べなければ対策しても意味がありませんし、購入しなさそうなキーワードで対策しても売れません。また、商品と関連度が低いとそもそも上位表示自体が難しいです。

以上のことを踏まえて、以下のキーワード選定を進めていきましょう。

・楽天検索のサジェスト
・楽天検索の関連キーワード
・楽天検索のキーワード広告ツール
・季節やイベントに関するキーワード

楽天検索のサジェスト

楽天検索のサジェストとは、楽天の検索ボックスにキーワードを入れたときに出てくる検索候補のことです。サジェストは、ユーザーがよく検索するキーワードが表示されるため、非常に需要が高いキーワードといえます。

楽天検索のサジェスト

しかし、需要があるということはライバルも多いということです。サジェストキーワードをそのまま対策する場合は、根気がいるので注意しましょう。

注目キーワードランキングを参考にする

注目キーワードランキングとは、旬なものから定番のキーワードまで、楽天市場でよく検索されているキーワードが一目でわかるページのことです。

様々なジャンルの注目キーワードが計1,000キーワード掲載されており、自社に関連するキーワードを探し、それを参考にキーワードを洗い出すのも良い方法です。

注目キーワードランキングはこちら

楽天検索のキーワード広告ツール

「楽天検索のキーワード広告ツール」とは、楽天市場内に広告を出稿する際に使用するツールです。いわゆる、Google広告のキーワードプランナーと同じ役割を持っているツールと認識すると分かりやすい人もいらっしゃるかと思います。

ツールに対策したいキーワードを入力することで、関連キーワード、検索ボリューム、広告単価が取得できます。検索ボリュームが多いキーワードや関連キーワードを見つける際におすすめのツールです。

季節やイベントに関するキーワード

楽天市場では、「母の日」「父の日」「敬老の日」など季節、イベント時に需要が急激に高まる傾向にあります。例えば、クリスマスシーズンに売りたい商品があれば、「クリスマス プレゼント おすすめ」「クリスマス 男性 プレゼント」などのキーワードで対策することができます。

対策する場合の注意点は、イベントの2~3ヵ月前から楽天SEOを実施していくことをおすすめします。イベント時期が来る前に出来るだけ検索順位を上げるためには、やや時間がかかりますので、早めの行動を行いましょう。

商品名などの内部対策

対策するキーワードを選定できれば、内部対策を行っていきます。楽天SEO内部対策は以下の項目を入力していきます。

・商品名
・キャッチコピー
・商品説明文
・販売説明文

商品名には選定したキーワードを詰め込んでいき、羅列する方法が現状の楽天SEOです。もちろん、詰め込み過ぎはスパム扱いになってしまう可能性があるので、競合商品を参考に適度に行いましょう。

次に、キャッチコピー、商品説明文、販売説明文はキーワードを羅列するのではなく、文章でキーワードを意識して入力しましょう。文章は競合商品を参考に作成していくと良いでしょう。選定したキーワードが自然な形で出てくるように作成をおすすめします。

■楽天SEOに影響する項目
・商品名(全デバイス共通)
・PC用キャッチコピー(パソコン・アプリ検索時)
・モバイル用キャッチコピー(スマホ・ガラケー検索時)
・PC用商品説明文(パソコン・アプリ検索時)
・スマートフォン用商品説明文(スマホ検索時)
・PC用販売説明文(パソコン検索時)

カテゴリ選択

カテゴリ選択では、自社商品に一番マッチしたカテゴリを正しく選びましょうということです。間違ったカテゴリのままでは、いくら対策しても表示されないため注意しましょう。

レビュー対策

楽天市場内でキーワード検索した際、上位表示される商品はレビューが大量に付いている傾向にあります。やはり、レビューが多いと上位表示に有利ということはありそうです。

しかし、必ずしもレビューの数が多いから上位表示されているとは限りません。また、いくつレビューを集めればよいのかも正解はありません。購入していただいたお客様にレビューを記入していただくように、レビュー投稿で次回割引クーポン配布、自動的にフォローメールを送るなど何かしらの施策を打っておきましょう。

楽天SEOで一番重要な指標は「売上」

楽天SEOには裏指標として「商品の売上」があると言われています。これは楽天の担当者から聞いたため、ほぼほぼ間違い無いかと考えられます。

この要素は「商品ID」に対して評価されているようで、商品IDが異なる設定になっている場合は別々に評価されてしまいます。

「商品の売上」は一定期間の売上と累計の売上の両指標が関係していると言われており、一定期間の売上が楽天SEOに強い影響があるとされています。

楽天SEOで行き詰ったという場合は、楽天広告を短期的に出稿し、一定期間の売上を作ることで対策キーワードの上位表示を目指すという施策も一つの手段として考えられるでしょう。

【楽天SEOで重要なこと】楽天検索のアルゴリズムについて

楽天検索のアルゴリズムは、ユーザーの利便性を高めるために少しずつですが、アップデートを繰り返し、不正による上位表示が起こらないようになってきました。

レビューを不正に増やして上位表示をしていたり、意味のない文章を大量に書き込んだりしていた時期もありましたが、アップデートによりレビューの重要性が過去よりも下がったり、ページ内容をしっかり評価することで正常化されています。

「不正をして商品ページを上位表示してみよう」とふと考えてしまうかもしれませんが、長い目で見ると、その方法は間違っており、ペナルティを受けてしまうこともあるため、絶対に不正な楽天SEO対策はしないことをおすすめいたします。

丁寧なかつ勝てるキーワードの選定、基礎的な対策、ページの充実などで楽天SEOを成功させよう

楽天市場で商品を販売していくためには、楽天SEOは欠かせません。キーワード選定を丁寧に行い、勝てるキーワードを見極めて、そのキーワードで内部対策を行っていくというのが大まかな流れです。

内部対策ももちろん重要ですが、ページの内容を充実させるのも楽天SEOです。なかなか順位が上がらない、対策方法が合っているのかが分からない、いまいちわからないという場合は、ぜひPULL-NETにご相談下さい。