ECサイトをWordPressで制作するメリット・デメリット
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公開日 2022年05月15日  更新日 2022年05月31日

ECサイトをWordPressで制作するメリット・デメリット

ECサイトをWordpressで制作するメリット・デメリット
ECサイトはASPカートやオープンソース等を使って構築することが可能です。代表的なカートシステムといえば、Shopify、shopserve、makeshop、EC-CUBEなどがあり、ECサイト制作するなら、どれか1つを選び構築することをおすすめいたします。

しかし中にはWordPressを使用して作りたいと考えることもあると思います。結論から言うと、WordPressでのECサイト制作は滅多に行いません。ブログ機能を追加するためにWordPressを使うことはあれど、WordPressでカートシステムを構築することはありません。

ということで今回は、WordPressのECサイト制作についてECサイト制作のプロが詳しく解説いたします。

WordPressでECサイトは制作できるのか?

「そもそもWordPressを利用してECサイトの制作はできるの?」と疑問を感じている人もおられるでしょう。WordPressはサイトの作成を行うときに利用することが可能ですが、ECサイトにも適しているのか内容を紹介しましょう。

WordPressでECサイトを作ることはほとんどない

企業や個人の方がWordPressを使用してECサイトを作成することはほとんどありません。WordPressはサイト作りの手段として利用することができますが、ECサイトの構築には、いろいろな実装を行う必要があります。

ECサイトとして適切に動作させるためには、WordPressの機能では手間がかかる部分も多いため、作成に時間と労力がかかります。また、WordPressによるECサイトの作成は何かトラブルがあったとき、手に負えないなどリスクも高いです。WordPressだとECサイトの作成として利用することは可能ですが、手間や労力を考えると難しい部分も多いため、企業の方で利用することはほとんどないでしょう。

ブログ投稿をWordpressで対応することはある

WordPressはブログやコンテンツの管理においては、すでにプログラミングされています。インターネット上に公開されたソースコードを利用するため、ソフトウェアの購入は必要なく、知識やスキルがあまりなくても、ブログ作成を行うことが可能です。

さらに、WordPressにはプラグインを利用して、本体に内蔵されていない機能を簡単に追加することが可能です。WordPressのみでは足りない機能があるなら、プラグインで機能を追加してブログをより最適化させることも可能です。ブログ機能としてWordPressは使用しやすいため、ECサイトのブログ投稿による宣伝やコンテンツを充実させるなら使用をおすすめいたします。

WordPressでECサイトを作るならプラグインを導入して対応する

前述いたしましたが、WordPressdでECサイトを制作することはほとんどありません。しかし、「どうしてもWordPressで制作したい」という方も中にはいらっしゃると思います。
そんな時は、プラグインを導入して対応することを検討してみましょう。

WordPressの中にはWelcart(ウェルカート)と言われるプラグインがあり、ショッピングカートとして2009年にリリースされています。これには、ショッピングカートに必要な基本的な機能が備わっており、サブスクリプション機能や受注画面機能など、いろいろな機能も備わっています。

WordPressの運用や制作そのものを代行するサービスともなっているため、このプラグインをダウンロードしてECサイトを構築していくことが可能です。また、「カラーミーショップ」などのサービスをWordPressのサイトに組み込んで簡易的にECサイトに実装することもできます。プラグインなどを利用して、ECサイトとして実装していくことは可能です。

WordPressでECサイトを制作するメリット・デメリット

WordPressによるECサイトの制作を行うことができますが、どのようなメリットやデメリットがあるのか知っておかなければなりません。WordPressでECサイトの作成をするときのメリットとデメリットについて紹介いたします。

メリット

WordPressでECサイトの作成をする際のメリットは以下の通りです。

・初心者でも使用しやすい
・拡張性が高い
・集客力がある

WordPressはすでにサイトとしての基本的な機能が備わっており、プラグインを使用して必要な機能を実装させることができます。プラグインはダウンロードするのみなので、初心者でも簡単にECサイトを簡易的に作成することが可能です。

また、WordPressは拡張性があるため、自分好みのサイトに作成することも可能です。WordPressはテーマもいろいろな種類が提供されており、デザインも豊富です。そのため、自分の好きなサイトの雰囲気に作成して自社商品のブランドを顧客にアピールすることも可能です。

また、WordPressにはSEO対策や検索流入の改善など、集客力を伸ばすための分析ツールと連携させることも可能です。WordPress自体がGoogleが公式に認めているプラットフォームなので上位検索されやすく、集客面で期待できます。

デメリット

WordPresによるECサイト作成のデメリットは以下の通りです。

・本格的な作成はエンジニアの力が必要
・セキュリティ面での対策

WordPressでは簡易的にECサイトの構築を行うなら、ある程度プラグインなどで対応することができます。ただ、決済サービスやカスタマーサポートなど、ECサイトとして信頼してもらうための機能は専門知識が必要なため、エンジニアに依頼する必要があります。

また、ECサイトは顧客の情報が漏洩しないようにセキュリティ面での対策も必要です。外部の脅威から守るためには、SSL対応や不正アクセスなどの対策として、セキュリティを高い基準まで向上させる必要があります。セキュリティを考えるとWordPressだけでECサイトの作成は難しいでしょう。

WordPressでECサイトを作るよりASPやEC-CUBEで制作するのがおすすめ

ECサイトの作成を行うなら、WordPressではなくASPやEC-CUBEを利用するのがおすすめです。ここでは弊社でも取扱いの多い、Shopify、Shopserve、EC-CUBEを紹介いたします。

ASPの例①:Shopify

Shopifyはカナダ発のASPカートで、ここ数年で知名度を上げている人気のASPカートのひとつです。従来のASPカートとは異なり、拡張性に優れており、Shopifyアプリを用いることで、ご希望の機能追加が可能です。
しかし、日本に来て間もないためアプリのほとんどが海外製です。サポートセンターへの問合せやアプリの説明は英語で読む必要があるため、なかなか苦労することも多いです。
しかし、最近ではAppUnityという日本製のShopifyアプリを作る組織もいるため、この問題については時間が経てば解決に向かうかと考えられます。
また、PULL-NETではAppUnityの共同パートナーでもあります。Shopifyでの構築をお考えの方は安心して、弊社にご相談いただけますと幸いです。

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ASPの例②:Shopserve

Shopserveは日本発のASPカートのひとつです。ECサイト運営に必要な機能が充実して要るため、自社オリジナルの機能や日本語でのサポートをご希望の方はShopserveをご利用いただくことをおすすめいたします。
また、PULL-NETはShopserveでの制作実績は多数あり、担当者が付くほどShopserveでの制作には自信がございます。ShopserveはShopifyほどの拡張性はありませんが、それでも十分な機能を揃えているため、一般的な商材の販売であれば何ら問題ございません。

EC-CUBE

EC-CUBEとは、株式会社イーシーキューブが提供している、無料で使えるオープンソースのECサイト構築パッケージです。そもそもオープンソースとは、無料で公開されているソフトウェアのソースコードのことです。「ソース」はプログラミング言語のことで、「コード」はプログラミング言語によって書かれた文章の様なものです。EC-CUBEは、日本発のオープンソースで国内NO.1のオープンソースでもあります。全国に35,000店舗以上のECサイトがEC-CUBEで構築されているほど人気で、カスタマイズ性の高さやECサイトに必要な豊富な機能が標準で用意されていることから、独自なシステムや大規模なECサイトが欲しいというEC事業者におすすめです。

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まとめ

WordPressを利用してECサイトの構築を行うこともできますが、簡易的なところまでとなっているため、本格的に実装するならASPやEC-CUBEを利用するのがおすすめです。最適なECサイト制作方法にお悩みでしたら、ぜひPULL-NETにご相談下さい。

商材や販売方法などに合わせて、最適な制作方法をご提案いたします。

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