ECサイトのセキュリティ対策
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公開日 2022年04月09日  更新日 2022年04月25日

ECサイトのセキュリティ対策

ECサイトのセキュリティ対策
「ECサイトのセキュリティ対策ってお金かけてやらなければならないの?」と思っていませんか?ECサイトのセキュリティ対策を怠ると、不正アクセス被害や個人情報漏えいなどを引き起こし、企業の信用を落とすことになったり、賠償金を支払意を命じられたり、様々なリスクがあります。
そこで今回は、ECサイトのセキュリティ対策について紹介いたします。

ECサイトのセキュリティ対策の重要性

ECサイトのセキュリティ対策を怠ると、様々なリスクがあることを少し説明いたしましたが、少し詳しくリスクを説明し、その重要性をご理解していただきたく思います。

情報漏洩に対する賠償金の支払い

個人情報を漏えいにも賠償責任を伴うことがあります。ECサイト事業者が個人情報を漏えいすると、一人当たり5,000円~15,000円を支払うのが相場になっております。漏えいした規模が多ければ多いほど、金額が大きくなります。
セキュリティ対策に支払う費用を出し渋ったせいで、問題が発生し、余計に費用が掛かるなんてことも考えられます。

社会的信用の失墜

情報漏えいした際、費用的な問題だけではなく、社会的信用も落ちます。社会的信用が落ちれば、企業活動にも悪影響を及ぼします。中には不買運動を考える人もいらっしゃるでしょう。
売上に直接影響出てきますし、セキュリティ対策を怠るとリスクが大きすぎるということは理解していただけたかと思います。

ECサイトのセキュリティ対策方法

「具体的にECサイトのセキュリティ対策って何をすればよいのか分からない」という人もいると思います。ここでは、セキュリティ対策方法について紹介いたします。

SSL化

SSLとはインターネット上の通信を暗号化する技術です。 インターネット上のデータ通信は、第三者によって傍受・改ざんされる危険性があるため、 SSLを導入して、訪問者のブラウザとサーバー間のデータ通信が暗号化しなければなりません。
つまり、SSL化していないとクレジットカードや顧客情報が第三者によって抜き取られる可能性があります。SSL化がされていないかどうかも見極めやすく、SSL化しているサイトのURLはhttps~となっていますが、していないサイトはhttpと「s」がないです。ユーザーにとっても不安を与えるため、現代においてSSL化は必須です。

ECサイトのプログラムやOSの脆弱性を解消

完璧なECサイトというのは存在しませんが、古いプログラムやOSを使用し続けると、古さゆえの脆弱性が狙われて、サイバー攻撃を受ける可能性があります。プログラムやOSは出来る限り最新状態にしておきましょう。

管理画面へのログイン情報管理は徹底的に

ログイン情報が漏れることで個人情報漏えいが起きる場合があります。担当者ごとにパスワードとIDを発行し、誰がいつログインしたのか、どのログイン情報が漏れたのかなど管理を徹底的に行いましょう。また、アクセス元のパソコンを制限するのも良い手段です。外出先からログインすることなければ、オフィスのパソコンのみからのログインできるように制限を掛けておきましょう。

セキュリティに関するアプリ(プラグイン)を導入する

セキュリティに関するプラグインを導入するのも良いセキュリティ対策です。Shopify、EC-CUBEなどはアプリ(プラグイン)という形でセキュリティ対策のプラグインを導入できます。海外からのスパムメールや不正アクセスを感知するアプリを導入すれば、セキュリティ対策はある程度万全にできるでしょう。

用途に応じたセキュリティ対策サービスを導入する

セキュリティ対策に関するサービスを提供している会社もありますので、自社のセキュリティ課題に合わせたセキュリティ対策サービス導入も検討しましょう。例えば、ECサイトのサーバーには、ファイアウォールやアンチウイルスソフトを導入すると良いでしょう。

セキュリティに関するルール策定や教育を実施する

情報漏えいは社外から攻撃を受けて漏れるとは限りません。社内スタッフのミスで漏れることもあります。本人に悪意がなくても操作ミスで漏れるなんてこともあります。このような事態を防ぐには事前に社内ルールを作っておくことが大切です。

情報を安全に管理するための手順をマニュアル化し、運営に関わる全員に周知・徹底しましょう。マニュアルでは、個人情報が記録されたファイルやパソコンの扱い方や、情報漏洩になりそうな行動を制限・禁止します。

フィッシング詐欺対策

フィッシング詐欺とは、ユーザーを偽物のサイトに誘導し、ユーザー名やパスワードなどを入力させ、盗み取る詐欺手法です。Amazonの偽サイトへ誘導し、そこから個人情報を盗み取る手法が一時有名になりました。
フィッシング詐欺の対策方法については、産業技術総合研究所の「情報セキュリティ研究センター(RCIS)」が公開しているチェックリストが参考になります。
具体的な対策方法が記載されているので、確認しておきましょう。

まとめ

以上がECサイトのセキュリティ対策の重要性とセキュリティ対策方法です。セキュリティ対策にもやはり費用が掛かるため、見えないリスクに対する支払いは億劫になるかもしれません。しかし、問題が起きてからでは遅すぎます。賠償問題が起きる可能性もあり、最終的にセキュリティ対策をしないといけなくなると考えると、はじめからセキュリティ対策はしていたほうが良いかと考えられます。