【2025年最新】ホームページ制作にIT導入補助金は使える?補助対象・代替制度・活用方法を解説
そんな期待を抱いて「IT導入補助金 ホームページ」と検索された方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、企業紹介だけのシンプルなホームページはIT導入補助金の対象外です。しかし一方で、HubSpotなどのCRM・マーケティング機能を備えたツールを活用し、業務効率化や売上拡大を目的としたホームページ制作であれば、補助対象となる可能性があります。
また、IT導入補助金以外にも「小規模事業者持続化補助金」や「事業再構築補助金」など、ホームページ制作に活用できる制度は複数あります。
本記事では、それぞれの補助金制度の違いや、活用のポイント、申請時の注意点をわかりやすく解説します。費用を抑えながら、成果の出るホームページを作るためのヒントとして、ぜひ参考にしてください。
目次
結論|通常のホームページ作成はIT導入補助金の対象外
「IT導入補助金を使ってホームページを作りたい」と考えている方にとって、まず押さえておきたいのは、すべてのホームページが補助対象になるわけではないという点です。
補助対象となるかどうかは、「ホームページの目的」や「導入するITツールの内容」によって大きく変わります。
ここでは、IT導入補助金の対象・対象外となるホームページの違いについて、2025年の最新情報をもとにわかりやすく解説します。
2025年現在、企業サイト・ECサイトは原則対象外
2025年時点では、IT導入補助金を使って、会社紹介や商品案内などを目的とした一般的なホームページを新規作成することは補助対象外となっています。
また、以前は対象となっていたECサイト(オンラインショップ)の構築も、現在では原則として対象外に変更されています。
これは、IT導入補助金が「業務の効率化」や「生産性向上」に資するITツール導入を支援する制度であり、情報提供のみのホームページは“ITツール”と見なされないためです。
業務効率化・生産性向上に直結する「ITツール導入」が対象
ただし、ホームページと連動したCRM(顧客管理)やMA(マーケティングオートメーション)などの機能を備えたITツールの導入であれば、補助対象となる可能性があります。たとえば、HubSpotのような統合型CRMツールを活用し、次のような仕組みをホームページと連携させるケースです。
・お問い合わせや資料請求データの自動管理・分析
・顧客情報に基づいたメール配信やリード育成(ナーチャリング)
・商談化率の向上や営業工数の削減
このように、ホームページを通じた売上向上・業務効率化という「IT導入補助金の目的」に沿った導入計画であれば、補助金の申請対象として認められる余地があります。
ホームページ制作に使える!他の補助金制度3選
IT導入補助金では通常のホームページ制作は対象外ですが、他の補助金制度を活用すれば、費用の一部を補助してもらえる可能性があります。
ここでは、ホームページ制作に活用しやすい代表的な3つの補助金制度をご紹介します。自社の事業内容や目的に合った制度を選ぶことが、採択の近道です。
① 小規模事業者持続化補助金
もっとも現実的にホームページ制作に使える補助金が、この「小規模事業者持続化補助金」です。
小規模事業者が販路開拓や業務効率化を図るために行う取り組みに対して、経費の2/3(赤字事業者は3/4)を補助してくれる制度です。
ホームページ制作費は「ウェブサイト関連費」として補助対象になりますが、他の補助対象経費と合わせて申請する必要があります(ウェブ費用単独では申請不可)。
上限は通常枠で50万円、特別枠で200万円〜250万円と申請枠によって異なります。
② 事業再構築補助金
「新しいサービスを始める」「事業の方向性を転換する」など、大きなビジネスモデルの見直しを行う場合には、この補助金が有効です。
たとえば、オンライン販売を始めるためにECサイト付きホームページを新たに構築する、といったケースでは、補助対象となる可能性があります。
補助上限額は数百万円〜数億円と大規模ですが、事業計画書の作成や金融機関との連携が必要で、採択率も比較的低めです。大規模な計画とリソースがある場合に検討するとよいでしょう。
③ 自治体のホームページ制作補助金
都道府県や市区町村によっては、独自にホームページ制作費を補助する制度を用意しているところもあります。
たとえば、東京都練馬区では「最大5万円補助」、大阪府吹田市では「最大20万円補助」など、地域によって金額や条件が異なります。
国の補助金よりも応募条件や書類のハードルが低い傾向があるため、創業間もない方や初めて補助金を利用する方にもおすすめです。
申請時の注意点と成功のポイント
補助金を活用するうえで重要なのは、「どの制度が使えるか」だけではありません。
申請時のルールや手順を知らずに進めてしまうと、不採択や補助対象外になってしまうケースも多くあります。
ここでは、よくある失敗を避けるための3つの注意点と成功のポイントをお伝えします。
交付決定前に契約・支払いしない
補助金のルールで最も重要なポイントのひとつが、「交付決定通知が届く前に契約・支払い・発注をしてはいけない」ということです。
このルールに違反すると、どんなに要件を満たしていても補助金の交付対象にはなりません。
制作会社やITベンダーと相談しながら準備を進めることは問題ありませんが、正式な契約や支払いは必ず交付決定後に行うようにしましょう。
書類不備・要件未確認で不採択に
補助金申請では、事業計画書・見積書・誓約書・財務資料などの提出が求められます。
一つでも不備があったり、フォーマットが違っていたりすると、審査の対象外になる可能性があります。
また、補助金ごとに対象となる経費や事業内容の条件が細かく異なるため、申請前に必ず「公募要領」や「補助金事務局サイト」で最新の要件を確認しましょう。
支給は後払い|資金繰りにも注意
補助金は原則として「後払い(精算払)」です。
つまり、補助対象となるホームページ制作費用などは一度事業者が立て替える必要があります。
申請から交付決定までに数ヶ月、そこから補助金の入金までさらに時間がかかるケースも少なくありません。
資金繰りに余裕を持って計画を立てることが、トラブル回避のポイントです。
補助金を使ってホームページ制作を成功させるには?
補助金を活用すれば、ホームページ制作の費用負担を大幅に抑えることができますが、単に制作できれば成功というわけではありません。
「誰に、何を、どのように伝えるか」というマーケティング視点を持ち、補助金の仕組みを正しく理解しながら準備・運用することが成功のカギです。
ここでは、補助金を使って成果の出るホームページを作るために意識すべきポイントを3つご紹介します。
① 信頼できる制作会社とタッグを組む
補助金対応の実績がある制作会社であれば、申請に必要な見積書のフォーマットや、スケジュール感の理解もスムーズです。
「補助金ありき」での制作に対応していない業者もあるため、最初の相談段階で補助金活用について確認しましょう。
② “作る”だけでなく“活用できる”設計に
見た目がきれいなだけで終わらず、成果につながる導線設計(CTA・フォーム・導入事例など)や、更新しやすいCMS(例:WordPressやHubSpot CMS)を活用することも大切です。
社内でブログやお知らせを更新できる仕組みが整っていれば、運用コストを抑えつつ、SEOや顧客対応力も高まります。
③ 専門家と連携して申請精度を高める
行政書士や補助金申請の支援実績がある事業者と連携することで、書類の整合性や審査通過率を高めることができます。
特に「小規模事業者持続化補助金」や「事業再構築補助金」は、事業の将来性・地域経済への貢献度なども審査ポイントになるため、プロのサポートを受けながら計画書を練るのがおすすめです。
まとめ|補助金で賢くコストを抑えて、販路拡大・業務効率化を!
ホームページ制作に「IT導入補助金」を使えるかどうかは、その目的と導入するツール次第です。
情報提供だけのホームページは原則対象外ですが、CRMやマーケティング機能を備えたITツールと連携したホームページであれば、補助対象となる可能性があります。
また、「小規模事業者持続化補助金」や「事業再構築補助金」「自治体独自の補助金」など、ホームページ制作を支援する制度は複数存在しています。
自社の目的に合った制度を選び、正しく申請・活用することが、販路拡大や業務効率化への第一歩です。
PULL-NETでは、IT導入補助金の対象ツールであるHubSpotを活用した、補助金対応型のホームページ制作サービスをご提供しています。
制作から申請サポート、運用設計まで一貫してサポート可能。補助金を活用しながら、成果の出るサイトを実現したい方に最適です。
「自社でも補助金が使えるのか知りたい」
「HubSpotでどんなサイトが作れるか気になる」
そんな方は、まずはお気軽にご相談ください。

HP・ECサイト制作及びWeb集客を得意領域とするWeb制作会社。1,000件以上の実績と創業16年間の経験から得たノウハウを基に、多くの企業様をサポートしております。制作及び集客の各工程のプロが社内に在籍している点が強み。
最近の記事
特別コンテンツ一覧
- IT導入補助金2025 (34)
- 楽天市場 (2)
- ネットショップ・ECサイト制作 (57)
- ランディングページ制作 (10)
- IT導入補助金2023 (10)
- Shopify (8)
- 商品撮影・動画撮影 (14)
- SEO対策 (26)
- リスティング広告 (18)
- ホームページ制作 (1)
- Instagram (2)